ひなまつりの名曲演奏 篠笛ミニコンサート


 おたる雛めぐりイベントとして、篠笛演奏会が2月18日(土)11:30と13:30の2回、運河プラザ(色内2)で開かれた。
 山口流笛の会(山口千那代表)の5名により、ひなまつりの名曲や春にちなんだ曲など全10曲が演奏された。会場には20名ほどが集まり、市民から寄贈された2つの7段飾りのお雛様と共に、優しい篠笛の奏でるひなまつりの名曲を聴き、ひと足早いひな祭りを楽しんだ。shinobue1.jpg
 篠笛は、本州では身近に生息している篠竹から作られ、篠笛と名付けられた。古くから身近な楽器として武士の嗜みとして演奏されていた。
 同会は、仙台を拠点とし、札幌を中心に活動している。山口代表は「10年以上前から篠笛に携わっている。和の催しに和の楽器で参加できることはうれしく思う」とし、曲の合間には、「ひな壇の5人ばやしのひとりが持っている篠笛は、上から3段目にあり、右端が謡う人で、次が篠笛、小鼓、大皮鼓、太鼓の順番に並んでいる。季節の行事に季節の歌を歌えることはうれしい」と話した。
shinobue2.jpg 東南アジアの蛙の形をした木製の楽器と合わせ、「てんてんてんまり」を演奏した。会場の観客に蛙の楽器が渡され、演奏を聴くだけではなく、一緒に演奏するという場面もあった。「うれしいひなまつり」・「ひなまつり」を一緒に歌い、参加しながらの楽しいひとときを過ごした。最後に、「ふるさと」・「荒城の月」の演奏で締めくくった。
 市内女性は、「篠笛は、何度か聴いたことはあるが、なかなか聴く機会がないので、大変良かった。また、会場のお雛様と合っていて、とても良かった。毎年雛めぐりには何件か見に行っている」と満足した様子だった。
 3月3日(土)には、小樽貴賓館(旧青山別邸)を会場に、山口流笛の会による篠笛演奏を行う予定。時間は、12:00と13:00の2回。