130億円の旧丸井ビル 6,671万円でも買い手なし


 札幌地方裁判所で競売に付されていた、グランドホテルや丸井今井デパートなどが入っていた小樽市稲穂の中心街の商業ビルは、6,671万円でも「不売」となり、結局、買い手は現れなかった。
 同ビルの第1回競売(2011年4月)の最低価格は、6億2,195万円。第2回の競売(同年8月)は、最低価格を前回の半分の3億1,089万円に下げた。第3回の競売(2012年1月)での売却基準価格は8,338万円で、最低価格は1回目の10分の1の6,671万円とされ、その行方が注目されていた。
 札幌地裁の同不動産競売物件の入札期間は、1月20日〜30日で、2月2日(木)に開札された。この改札結果は、インターネットの「不動産競売物件情報サイト」で公表されたが、結局、入札者は現れず「不売」とされた。
 今後は、2月6日〜10日の期間に、申出人に特別売却することになる。過去2回では、この特別売却に応じる者は現れなかった。
 小樽の中心繁華街の巨大な商業ビルは、まだまだ幽霊ビルのまま推移することになるのだろうか。
 札幌地方裁判所「不動産競売物件結果」
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