市内中学校美術部作品展『アートフェスタ』 市立美術館

 第13回小樽市中学校「アートフェスタ」が、2月1日(水)から5日(日)の10:00〜17:00(最終日15:30)に、市立美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。主催は小樽市教育研究会美術部会。 
 参加希望を募り、市内中学校11校(長橋・末広・北山・西陵・青園・松ヶ枝・潮見台・桜町・望洋台・朝里・銭函)の美術部の活動の中で作り上げた作品や、全校生徒制作の作品80点(個人作品71点、共同作品9点)を展示している。
 各学校の美術部は、5から10人と少人数だが、活発に活動している生徒も多い。「風景が良い所に絵を描く人が集まり環境は整っている」と担当教諭は話す。
 北山中学校は、全校生徒で協力し、割り箸を組み合わせ、立体感を出した風景の壁画を出展。望洋台中学校は、画家の模写を広告や新聞紙でちぎり絵にした作品。末広中学校は、岡本太郎の模写で屏風に描いた作品。数少ない立体作品では、朝里中学校のアニメーション。アートの世界で、紙粘土で作った生徒オリジナルのフィギュアを制作した。
 桜町中学校は、震災が起こったことにより、復興や平和を意識し復興するというメッセージを込めて作り上げた壁画の作品。松ヶ枝中学校は、美術部のマスコットキャラクター・ウーパールーパーを中央に描き、テーマの”笑顔はかけがえのない宝物”というメッセージを込めた壁画や屏風の大きな作品が会場を盛り上げている。
 朝里中学校美術部顧問は「美術館が整備され、作品が映えるようになった。各学校共に創意工夫され、大型作品においては、力が込められている」と話した。
 2月3日から雪あかりの路が開催され、旧手宮線会場と隣接している美術館へ、是非足を伸ばし中学生のアート作品を鑑賞しては。