小中学生がパティシエに挑戦!

 オイシイはたのしい!vol.13『パティシエになろう!』が、1月28日(土)10:00から、小樽市総合福祉センター(富岡1)3階調理講習室で開かれた。
 ル・キャトリエムの漆谷寿昭氏が講師となり、市内の小学4年生から中学3年生を対象に、トリュフチョコレートとヒラメのソテー作りに挑戦した。
 主催した子育て支援サークル「ホワイトウイング」(松並るみ責任者)は、9年前に育児サークルを結成し、現在8名のスタッフで、イベントでの読み聞かせやパネルシアターなどを行っている。
 「オイシイはたのしい!」は、食べるという基本を見直すきっかけにと開催し、今回で13回目。今までは、子育て中の保護者を対象としていたが、今回初めて小中学生を対象とした。子どもたちが食について興味を持てるような内容にしたいと考え、ル・キャトリエムの漆谷氏に講師をお願いした。
 26名が6班に分れ、レシピには材料のみ記載。作り方は、各自が講師から直接聞いてメモをし、家に帰っても作れるようにとの配慮がされていた。
 トリュフチョコレートから取り掛かり、漆谷氏とル・キャトリエムの中沢氏がお手本を示しながら始めた。チョコを冷蔵庫で冷やし固めている間に、小樽高島産の6kgのヒラメ2匹が解体され、子どもたちやスタッフのお母さんたちも興味深く見ていた。
 漆谷氏は「パティシエになろうというタイトルだけど、このような大きなヒラメが小樽にいることを知ってもらいたい。捌くところを見せ、みんなで料理する。パティシエは、お菓子作りだけではなく、料理もできるようでなければならない」と話した。
 手際よく5枚におろし、エンガワを試食して、「コリコリしてとろけるようだ」とおいしさを表現。「ヒラメは新鮮で筋肉が生きているので、元に戻ろうとするためフライ返しで押さえて焼くように」と説明。各自でソテーし、南仏風(南フランス風)ソースを作り、ヒラメにかけて完成した。
 トリュフチョコレートは、1人5粒ずつを作った。それぞれに丸められ、ちょっと歪なものもあったが、自分で作ったチョコに皆が満足していた。
 松並さんは「子どもたちなのでワイワイするかと思ったが、以外と落ち着いて、作業もちゃんと聞いて出来ていた。班でも協力をしていた」と話す。
 長橋中学2年生の岩田さんは「エンガワは美味しかった。たまに料理の手伝いをしている。チョコを丸める所が難しかったが、上手に出来た」。同じく佐藤さんは「調理をするのが好きなので楽しい。ヒラメの料理に興味があり、南仏風ソースを覚えて家で作ってみたい」と感想を話した。
 次回の「オイシイはたのしい!」は、2月29日10:00より勤労女性センター(花園2)3階調理室で、大人対象に「かんたんティラミス」・「ケークサレ」・「ストロベリーラッシー」を作る予定。