小中学校書写展 市立美術館で開催中


syosyaten2.jpg 小樽市小中学校書写展が、市立美術館(色内1)1階市民ギャラリーで、1月5日(木)から9日(月)まで開かれている。
 市内小中学校の小学3年生から中学3年生までを対象に、2学期までの作品を各学校で選出。稲穂小学校で小樽教育研究会国語部会の教員により2次審査を行い、金賞と銀賞の入選作品を決定した。小学校644点、中学校298点の作品を展示している。
 「学年ごとに題材が決まっていて、児童が取り組みやすいもの、指導するにあたり要点が入っているもの、各学年に相応しいものを選んでいる。昨年は、教科書が変わり、新たに題材を決めた」と担当者は話す。
syosyaten1.jpg 各学年の題材は、小学3年生「にじ」、4年生「世界」、5年生「信念」、6年生「希望の春」。中学1年生「大洋」、2年生「国際社会」、3年生「無限の可能性」となっている。昨年は、期間中2,000人の来場者を数え、多くの市民が関心を持っている書写展である。
 小樽教育研究会国語部会の担当教員は、「児童数が減少し、作品も年々減ってきているが、各学校で一生懸命練習した力作が沢山あり、努力が感じられる。展示用スペースが新しくなったことで作品が見やすくなった」と言う。
 市内の女性は「親戚の小学5年生の子どもの作品が展示されていると聞き、楽しみに見に来た。今まで2回銀賞で、今回初めて金賞となり、子どもにとっても励みになる。金賞と銀賞はどこが違うのか分らないくらい、皆さん素晴らしい字が書かれていた」と作品を丁寧に見ていた。