合板でオリジナルツリーを作ろう 市立美術館で開催

 小樽市立美術館(色内1)では、美術館ワークショップ「合板でクリスマスツリーを作ろう」を、12月23日(金・祝)9:30から12:30まで、1階ミーティングルームで開いた。
 小学1年生から6年生までの16名とその父兄が集まり、思い思いのツリーの制作に取り掛かった。以前は青少年科学館時で行っていたもので、今回の美術館では初めてのこと。
 最初に、今回の作業の1番の難関、電動糸ノコを使うために、小さな合板で練習をしてから本番に入った。
plywoodtree.jpg クリスマスツリーの型紙を合板(シナベニア5.5mm)に貼り、電動糸ノコでツリーの形に切る。型紙の形でも良いが、自分で考えた独自のツリー形でも良い。会場では、6台の電動糸ノコがフル回転し、手を切らないように注意しながら切っていく姿は、真剣そのもの。
 切り抜いた板をヤスリで削り綺麗にし、サンドペーパーで仕上げる。好きな色を塗り、緑色のツリーが多い中、白いツリーも登場し個性が光る。クリスマスらしい飾りを付け完成。じっくり仕上げる人、テキパキと作る人、それぞれ自分のペースに合わせて作成できる時間が用意されていた。
 稲穂小4年生の吉田秋星君は「楽しかった。糸ノコは、初めて使って難しかった。芸術家が作ったようなクリスマスツリーを描いていた」と話し、兄で6年生の夏月君は「木の縁の部分に色が塗りづらく、細かい所をきちんと塗った方が綺麗に出来ると思った。冬休みの課題にしているので、上手に作ろうと思った」と感想を話した。
 5年生女子のお母さんは、「自分達で作り上げる機会が少ないので、このような行事はとても良い事だと思う。子ども達が自分で作り上げる楽しさを体験して欲しい。アイディアを沢山出して楽しんで欲しい」と話す。
 担当した旭副館長は「木工が上手にでき、飾り付けもオリジナルがあって、自由な発想で良かった。物を作る事、自分の手を動かして学んでもらいたい。美術館のワークショップは、くるくるレインボーに続き3回目となる。美術館が整備され、沢山のみなさんに子ども達に足を運んでもらいたい」と話す。
 完成ツリーは、各家庭でのクリスマスを彩ることになる。