北京市民間組織国際交流協会 市長訪問


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 北京市民間組織国際交流協会代表団(孫碩鵬団長)6名の小樽市長表敬訪問が、12月13日(火)、市役所(花園2)2階市長応接室で行われた。
 来年、日中国交正常化40年を迎えることから、協会に所属する民間団体と日本の民間団体との交流拡大を図るために来日。北海道へは、北海道日中友好協会の招きで来訪した。また、団員の王景恵さんが短期留学生として北海道大学で学んでいた際、小樽の街づくりを研究課題としていたことから来樽した。
 北京市民間組織国際交流協会とは、2007年8月に北京で設立。非政府組織(NGO)であり、国際的な交流を行い、海外のNGOが主催する行事に参加し、調査や宣伝活動、相談業務、出版活動、専門的教育を実施している。研究会、講習会や会議、研修旅行や展示会を主催して、海外のNGOと地元のNGOとの交流及び協働を促進する。
 中松市長は、「小樽は、直接、震災や原発の事故による被害はなかったが、主要産業である観光部門が、外国からの観光客が激減し、大きな影響を受けている。中国から取材の方が見えると、『小樽は安全です』と、機会あるごとにPRに努めている。皆さんも是非、小樽の様子を、中国の皆さんに伝えてください。来年は中国との国交正常化40周年という記念の年となり、両国には様々な課題があるが、時間をかけて解決しながら、両国の友好親善を推進していく事が重要と考える」と挨拶。
Beijingvisiter1.jpg 孫碩鵬団長は、「市長の言うとおりに小樽のPRに努めます。この機会に、赤十字社から大きな支持を得て、感謝している。日本の赤十字社の方と一緒に仕事をしたことがある。観光、経済、文化などにわたる団体と北京市の国際交流を行う架け橋役となっている」と話し、訪問メンバーを紹介し、感想が一言ずつ述べられた。
 高欣さんは「山も海も素晴らしい景色で、市民は幸せな生活をしていると想像する。大震災後の日本はどうなっているかと参加した。中国でのマスコミを通して、震災を知り、緊急事態の対応、救済活動の展開、住民の対応が分った」と話した。
 代表団より来年の干支にちなみ、龍の切り絵の掛け軸がプレゼントされた。その後、小樽貴賓館(旧青山別邸)や小樽市内を視察した。