街の色 街の音 街の人人展・ちまちまワールド展 市立小樽文学館 (2011/12/12)

 市立小樽文学館(色内1)の企画展「街の色 街の音 街の人人展」が、まち文化研究所監修で、2012年2月19日まで開かれている。

 小樽で長く親しまれてきた街頭放送を基点に、そこから広がる小樽のさまざまな文化を楽しむ。小樽では誰もが街頭放送を耳にしたことがあり、普段あまり意識していないようでも暮しの側にあり、いろいろなテーマで見ている。

 街頭放送は、民間放送で、免許申請第1号なのが北海道。現在もまだ昭和の音が残っている。

 今回の企画展を監修したまち文化研究所の塚田敏信氏は、札幌大谷高等学校講師で、民俗学・社会学を学び、30年前から地域文化を調べ、小樽をテーマとして、細かく観察、記録に残っていないものもあるが、現在から遡って小樽の町を見た。

 小樽は銭湯の数は日本で1・2位を占め、餅屋、喫茶店も多い。暮しに身近なものを紹介展示している。小樽にあったものを5,000〜6,000点が資料として残っている。

 昭和40から50年頃の銭湯の暖簾、今はなき大国屋やニューギンザなどの包装紙、喫茶店エンゼルのメニューや各店のマッチを展示。街頭放送に広告を出していた店の当時の写真も展示、北海ホテルのなつかしい建物が写っている。

 昭和50年代の街頭放送生原稿には、「すてきな味 全国菓子賞に輝く花月堂のカステーラ、とっても美味しい花月堂の羊かんとフランスケーキ、何時でも何処でもみんなに喜ばれる花月堂のお菓子・・・」、「小樽警察署より 不明の女性が遺体発見された・・・」などの原稿が残されている。当時の街頭放送を聞く事も出来る。

 塚田敏信講師の特別講演「街の音はこんなに面白い」が、2012年1月28日(土)13:30から15:00、同会場で開かれる。

 「高山美香のちまちまワールド よくまぁこんなに」が、同時開催されている。2012年4月1日まで。

 高山美香さんは、1969年札幌市生まれ。子どもの頃から絵を描く事が好きだった。ミニチュア人形は、フィモ(FIMO)というオーブン粘土を使用して作られたもので、アクリル絵具で色づけしている。人物の人柄を連想させる表情や立ちポーズが独特で人気が高く、紹介文も面白く書かれている。

 今回の市立小樽文学館での開催は3回目。最初は、平成20年に60体を展示。その時は、あまり知られていなかったが、どんどん口コミで広がり人気が出る。パネルと人形が楽しいと、普段文学館へ来ない人が、ちまちまワールドに入り込んだ。平成21年の2回目は、新作含めて100体。大勢の人が来て話題を呼び、3回目の今回は120体を展示している。

 特徴としては、人形をメインとしているが、イラストレーターでもある本職を紹介。イラストレーターになりたかったが、印刷所の営業だったなどの話も面白く書かれている。

 子どもの頃、絵のコンテストで入選して数々の賞をもらった。高山さんの父が大切に保管し、それを使ってこれまでの人生を振り返ってみようと企画した。高山さん自身が書いた実話を読んでいくと、自然と笑みがこぼれる。北海道新聞夕刊「やんぐサタデー」に投稿していた経験もある。

 何をしたいのか考え、何十冊ものスクラップブックを作り、そこで、古い物が好きだという事が分り、古い物をテーマに、やかん、時計、人間にも興味があり、教科書で学んだ人物は、表向きの話だったという事にも気付く。世界の偉人をモチーフに数々の人形を作る。

 「人形がくわえている4ミリほどのタバコは本物の吸殻を分解して作っているので、良く見ると焦げていたりする。こうしたちまちまっとした作業を根気よく繰り返して作る作品とういうところから『ちまちま人形』と呼び名がついた」と書かれている。

 玉川副館長は、「なによりも高山さん自身の話が一番面白いく、若い人に見てもらいたい。イラストレーターを志す人には、もちろん見て欲しい。高山さんが絶対に失わなかったのは、何を好きなのか、やりたかったのかを見失わなかった事。そうすれば、いつか楽しい人生が来るという事を、高山さんを見て思った」と話す。

 入場料一般300円・高校生及び市内高齢者150円・中学生以下無料。休館日:月曜日・祝日の翌日休館。問い合わせ:0134-32-2388

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