「第2回フォートピア6人会写真展」開く 36作品の力作並ぶ


photopier1.jpg 「第2回フォートピア6人会写真展」が、11月9日(火)から、北海道新聞小樽支社(稲穂2)の1階「おあしす」で始まった。
 今年3月に、市立小樽図書館(花園)で第1回目を開き、今回は2回目になる。「フォートピア」とは、フォート(写真)と、ユートピア(理想郷)を組み合わせた造語。現在6名の会員は、北海道写真協会小樽支部の会員も兼ねており、道内での撮影ツアーを行い、楽しみながら作品づくりをしている。写真展には、6名が、それそれの力作を6枚ずつ出展し、36枚の鮮やかな作品を会場に展示している。
 会の世話人代表・太田照二さんは「同じ場所を季節ごとに訪れたり、新しい撮影場所を開拓したり、そこで、イベントやふれあいがあったり、新しい発見をし、自分のものにしながら写していきたい。個々の集大成を展示している。今後も続けていきたい」と話す。
photopier2.jpg 数々のフォトコンを受賞している紅露雅之さんは、自信作の6枚を出展。積丹町の神威岬で撮影した「エゾガンゾウの咲く頃」は、岬をバックに青い海を入れ、黄色のエゾカンゾウが風に揺れる。同じく積丹町の野塚での「雲海のごとく」は、昨年の夏、波が荒れている時に、減光フィルターを使いシャッタースピードを10秒にして写し、波を雲海のように表現している。長年の経験からの技術とセンスから生まれた一枚で、仲間からも絶賛されていた。紅露さんは、「風景より人物を入れた写真が好き」と、お孫さんをモデルにした表情豊かな作品も並べている。
 開催前日の15:00から会員が展示作業を行ない、その後、代表の太田さんより一枚一枚講評があった。会員は、熱心に耳を傾け、さらに、写真技術の向上を目指していた。
 同展は、11月9日(火)〜18日(金)10:00〜17:00(最終日〜16:30)。