「ちびっこフェスティバル」 沢山の親子が笑顔で参加

 「第8回みんなあつまれ!ちびっこフェスティバル」が、10月28日(金)10:00から、小樽市いなきたコミュニティセンター体育館・いなきた児童館で開かれた。
 地域全体での子育て支援に対するニーズが高まる中、平成16年より小樽市内の就学前の親子を対象に、市内公立保育所、保健所、子育て支援ボランティア等の子育て支援関係団体が企画運営している。ボランティア28名・スタッフ28名(子育て支援課・公立保育所・朝里幼稚園・保健師・看護師)。参加者は477名(大人218名、子供259名)と、昨年の466名を少し上回り、大いに盛り上がっていた。
 会場には、工作・金魚すくい・めいろ・ままごと・カプラなどのコーナーがあり、親子で楽しく参加できる工夫がされていた。各コーナーにはボランティアがいて、一緒に会話をしたり遊んでくれた。また、市立小樽病院が、プチ健診(保護者向けの健診)を実施した。
 おやこで作ろうコーナーで、紙で動物の顔のついた帽子作りに一生懸命に取り組んでいた小山内さん親子(2歳の男の子)は、「初めて参加した。楽しい。真剣に帽子づくりをしていた」と、子どもの様子を話し、完成した帽子をかぶって披露してくれた。
 ミニシアタータイムとして、ミュージックペープサートの上演も行われた。「バナナの親子」・「南の国のカメハメハ大王」・「もぐらトンネル」・「かえるのうた」が次々と上演された。杜ひろランドや赤岩保育所のボランティアが、日頃の練習の成果を発揮し、子どもは、聞きなれた曲に踊りながら参加していた。
 エンディングでは、着ぐるみが登場し、子ども達と一緒に踊って盛り上げた。今回初登場の「のこちゃん」は、きのこをイメージしたちびっこフェスティバルのマスコットとして披露され、会場の人気者になっていた。帰りの出口で、ひとりひとりと挨拶をかわし、手を振ってお別れをしていた。
 菅さん親子は、1歳8ヶ月の息子と初参加し「フリーペーパーWA-O!でこのイベントを知った。迷路は自分ではできないので楽しかった。子どもも楽しそうだった」と喜んでいた。
 奥沢保育所稲葉所長は「大盛況でみんな喜んでくれた。春から実行委員会を立ち上げ、迷路などの準備に取り掛かってきた。のこちゃんは、びっくりしないようにと、紙上では紹介していたが、きぐるみでの登場は初めて。スタッフみんで考え作り上げた」と話していた。