食堂から出火!? 市役所自衛消防訓練



 小樽市役所(花園2・中松義冶市長)の本館と別館をつなぐ駐車場周辺に、10月26日(水)9:30頃、火災報知機の音が流れ出た。fire1026-1.jpg
 これは、秋の火災予防週間に合わせて行われる小樽市役所自衛消防訓練で、9:30頃、市役所別館食堂から出火し、別館各階へ延焼の恐れがあるとの想定で実施した。
 本庁には700人がおり、その半数の350人が参加し、肌寒さの中、続々と中庭に避難した。
fire1026-2.jpg 本格的な暖房が必要な時期となり、職員の防火意識の向上と市役所自衛消防隊の消火・避難・誘導等の連携強化と迅速化を計ることが目的。小樽市役所消防計画に基づき、指導本部及び救援所を設置し、自衛消防隊が来庁者及び職員の避難誘導を行う。消火、救護等の活動を迅速かつ的確に行い、「車椅子」体験避難訓練や救助袋による訓練、消火栓による消火訓練、消火器を使用した消化訓練が実施された。
 救助袋による5階からの脱出訓練や自ら消防ホースを手に放水訓練、負傷した人の救助訓練などが次々と行われ、無事終了した。
 迫俊哉総務部長は館内放送で「初期の対応を含め、おおむね良好であった。実際の火災ではどれだけ落ち着いてできるか、又、いざという時に、来庁者の安全の確保を優先し、迅速に的確に対処できるかが問題となり、日頃から意識するようお願いしたい」と、講評を述べた。