「人のご縁ででっかく」 若者が中村文昭氏講演会を企画


iam.jpg 「小樽を良くしたい。このままでは自分の子供が可哀想だ」。レストランホールスタッフや美容師、主婦、幼稚園教諭など、小樽の10代から30代の異業種の若者たちが集まり、自分たちの町や夢について熱く語っている。
 入船3にある床屋・理髪店「ヘアースクエア イシダ」。仕事終わりの若者たちが三々五々と集ってくる。奥沢出身の27歳・石黒亨さんが主宰する任意団体「I AM」が、12月13日(火)に開催を予定している「中村文昭氏講演会in小樽『人のご縁ででっかく生きろ!』」についての打ち合わせだ。
 石黒さんは、今年3月、「うつ病になった自分の立ち直るきっかけとなった人の話を聞いて、悩んでたり苦しんでたりする人たちにとって、何か気づくきっかけにしてもらいたい」と、居酒屋「てっぺん」の創業者で「公開朝礼」が話題の大嶋啓介さん(37)の講演会「~夢を創る~」を開催。150人の来場者を集め、成功した。
 今度は、「3月の講演会が成功出来たのも、支えてくれた仲間がいたから。人のご縁を活かすも殺すも自分次第。僕はそれを大切にしたい」と、1つ1つの出会いを大切にすることで幅広い人脈を築き、ひきこもり・ニートと呼ばれる若者達を集めて北海道で農業を行うプロジェクト「耕せにっぽん」に取り組む中村文昭さんを小樽に迎えることにした。
 「自分が影響を受けた人の講演を沢山の人に聞いてもらいたい。出来れば400人来てもらいたいという理想があるが、まずは来てもらった人をどう喜ばせられるかだと思っている。僕は、人の夢を叶えられる人になりたいと仲間たちと活動している。これには知識や経験が必要で、だからご縁が大事だと思っている。この講演会がきっかけで自分の長所を活かしでっかく生きていく人になってくれたら嬉しい」と語る。
 この思いを受けた仲間たちは、「小樽を良くしたいという思いの一つの方法としてやっている。小樽市長にもぜひ会場に来てもらって僕らの思いを感じてもらいたい」と、それぞれ役割分担し、仕事の合間を縫って、PR活動や当日の運営準備などを進める。
 「中村文昭氏講演会in小樽『人のご縁ででっかく生きろ!』」は、12月13日(火)18:00~20:00、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で開かれる。2,800円。申込み・問合せ:080-3238-3260 wc7774ced79x4tm@softbank.ne.jp
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