第6回秋の味覚フェスタ inおしょろ 秋の収穫祭開く


osyorosuisya.jpg 10月2日(日)は、朝から冷たい雨が降り、気温も平年より低め。あいにくの天気の中 水車プラザ(忍路2丁目フルーツ街道沿い)で、秋の収穫祭・第6回秋の味覚フェスタ in おしょろが開催された。主催は忍路・水車の会。
 水車の会は、忍路を中心に農業に従事している15人が会員。食の安心安全・地産地消を推進し、元気に農業をしていることを知ってもらうために活動している。
 中村光男会長は、「朝からの悪天候のため、いつもよりお客さんが少なく予想外である。普段は、金・土・日と水車プラザで新鮮な野菜販売をしている。いつものお客さんも来てくれている」と話し、会場を忙しそうに走り回っていた。
 メインイベントは”餅つき大会”。誰でも餅つきを体験でき、大勢の人が集まる中、餅つきの掛け声が響く。11:00から5回に分けて20升のお餅をついた。つきたての餅は、一口サイズにまるめられ、きなこ・ごまをつけ一皿にして無料で配布。野菜たっぷり、忍路の豚肉を使用した豚汁も、先着200名に無料提供された。
 ビニールハウスの店内では、おなじみの野菜を格安で販売。中には、珍しい野菜も並ぶ。1m以上あるゆうがお(800円)は、かんぴょうに。からし菜、はつか大根(100円)、コリンキーは、オレンジ色のかぼちゃの形をしていて、ジャムになる。かぼちゃは種類が多く、らいふく・まさかり(皮が硬く、鉞でなければ切られないの意)、えびすと、どれもほくほくしている品種。バターナッツはひょうたん形のかぼちゃで、洋風の煮物やお菓子に向いている。

 じゃがいもは、キタアカリ・レッドムーン・紅あかり・シャドークイーン(アントシアニン色素を含有する紫皮紫肉のばれいしょ品種)、ローザビアンカ(イタリアのなす)は、火を通すと溶ける。伏見甘長(辛くないなんばん・100円)など、みたことのない野菜もあるので注目。
 新米の季節になり、忍路産おぼろづきは、3kg1,200円・5kg1,900円・10kg3,800円、ゆめぴりかは5kg2,200円と格安。
 ハウス入り口では、ゆめコーン(甘くて生でも食べられる)と、ピーターコーンを蒸し器で蒸し、塩水につけて販売。「蒸したほうが旨みが逃げない。朝から100本以上は売れている」と、中村会長も蒸す作業を手伝っていた。1本130円。
 新鮮な野菜を求める人々で、会場は賑わった。余市から来た女性は、「安いと思う。1週間分の野菜を一通り買った」と、満足そうに話してた。