小樽港を逃げ回るテロリスト テロ対策訓練実施



 普段は静かな小樽港内に巡視艇のサイレンが鳴り響き、空に舞うヘリコプターとの連携で、構内を逃げ回るテロリストを乗せた小型船を捕捉する訓練などが、9月27日(火)13:30から、勝納ふ頭で行われた。0927kaiho.jpg
 これは、小樽海上保安部や小樽市、小樽警察、函館税関、札幌入管、道開発局、道運輸局など、関係7機関によるテロ対策訓練。
 「危機管理コアメンバーによる実践的テロ対応訓練を実施することで、迅速な対応能力の向上と情報共有を図り、有事に備えた小樽港の港湾危機管理体制の強化」を目的としている。
 今回は、一般見学者のもとでのテロ対策訓練としており、岸壁に係留された巡視船「しれとこ」から、見学に応募した約40人の市民が、この訓練の様子を見守った。
 秋晴れのもと穏やかな海の小樽港内では、海上における捕捉訓練が行われた。テロリストを乗せた小型船がスピードと水しぶきを上げて、構内を左右に舵を切って逃走を図る。これを捕捉しようと、巡視艇や高速艇が後を追い、空のヘリコプターと連携して、犯人を追い詰めていく。勝納ふ頭前面の海域で、ついに捕捉に成功し、犯人を検挙した。
 この模様を、巡視船「しれとこ」船上からの見学者やふ頭で釣りを楽しんでいた客たちが、興味深く眺めていた。
 小樽海上保安部HP
 第一管区海上保安本部HP