あき容器捨てない町づくり!「第19回 CAN ARTフェスティバル」



canart1.jpg「第19回 CAN ARTフェスティバル」が、小樽運河の小樽市観光物産プラザ3番庫で、23日(金)から25日(日)9:00〜17:00まで開催されている。主催は北海製罐株式会社。環境美化や空き缶・ペットボトルのリサイクルと消費者のモラル向上をアピールする環境活動のために行われている。
 会場へ入ると、大きなアート作品「東日本大震災復興応援作品 カムバック 蝶々が舞う花畑」が、圧倒的な存在感で迫ってくる。ペットボトル800本、クモにはスチール缶400缶、蝶々の羽は500缶のアルミ缶を伸ばして使用。アイディアや制作工程に様々な工夫が凝らされている。この中にペットボトルでできたミツバチは何匹いるか?探すゲームもあり、正解すると缶ジュースがもらえる。
canart2.jpg 北海製罐の福澤直俊さんは、「このイベントのきっかけは、缶に携わる仕事をしてるので、空き缶のポイ捨てはやめよう!と訴えたく、何かしようと、1993年に社内イベントとして始まった。その後、この運動を広げようと地道なアピールをし成果が現れてきている」と話す。
canart3.jpg PETボトルリサイクル推進協議会や小樽消費者協会では、ペットボトルの素材の説明やリサイクル品を展示。北海道電力では、CO2の削減や火力発電の石炭の灰を再利用して脱臭剤を作り、使用後、植物栽培の土壌改良材として資源リサイクルされている。北海道ガスでは、ガス管も再利用され、作業服もペットボトルから作られている。アルミ缶リサイクル協会、北海道千年の森プロジェクト、後志総合振興局も協賛し、エコや再利用をパネル展示して紹介している。
 千葉工業大学4年の伊藤大輔君は、ロボット(モジ缶君)を制作。このロボットを操作して、アルミ缶を回収するゲームを担当していた。
 空き缶アートは、終了後解体され、北しりべし広域クリーンセンター(桃内2・ごみ焼却施設/リサイクルプラザ)で処理され、作品の一部は展示される予定。