財政や病院問題を質疑 市議会会派代表質問


 小樽市議会第3回定例会の会派代表質問が、9月12日(月)13:00から本会議場で行われた。
3council1.jpg 質問に立ったのは、自民党の鈴木喜明議員と共産党の中島麗子議員の2人。
 鈴木議員は、財政、原発問題、市立病院、経済施策など8項目について質問。
 市立病院について、「一般会計からの過度な繰入への不安の声は止まない。新病院になってからの一般会計からの繰入は認められない。抑えることを主張する」と質した。
 中松義治市長は、「市民の不安があるとのことですが、基準内繰入と財政支援分、資金不足解消分の3つを繰りれているが、収支不足による財政支援は平成25年を最後として26年度以降は見込んでいない」と答弁した。
 また、経済施策について、「10,000人ウェルカム事業は、1,300万円の予算で、震災後の経済対策として市長が即応した態度に賛同したが、5,055枚のバス券発行で1,133人の来客に留まった。ニーズとのミスマッチが指摘されている」と質問。
 市長は、「アンケートを実施したので外国人の旅行施策に活かしたい」と述べた。
 中島議員は、泊原発、政治資金規正法違反問題、財政問題など6項目について質問。
 財政問題について、「他会計からは39億円、基金からは15億円の借入があるが、今後、新たな財政健全化計画を策定する中で、返還期間などを示すべき。このまま市民サービスを抑制した道を走るのか」と質問。
 市長は、「今後の予算編成で、他会計からの借入は圧縮して解消を目指したい。収入に見合った本来のバランスが取れるよう努力したい。他会計と基金からの借入は、計画を立てて借入れているので、これに基づいて各年度均等となるようにしている。23年度予定分の借入の返済は平成38年度となっている」と答弁。
 13日(火)の会派代表質問は、公明党の千葉美幸議員、民主市民連合の林下孤芳議員、一新小樽の安斎哲也議員の3氏。この後、無所属の久末恵子議員は質疑及び一般質問を行う。