鉢呂吉雄・経済産業大臣誕生! 地元から30年ぶり


 菅政権の後を受けた野田佳彦内閣が9月2日(金)に発足したが、この内閣に小樽・後志・手稲地区を地盤とする北海道4区選出の鉢呂吉雄衆議院議員(63)が、経済産業相として、初入閣を果たした。
 地元小樽から大臣が誕生したのは、鈴木善幸内閣の箕輪登・郵政大臣(1981年11月30日〜1982年11月27日)に次ぐもので、30年ぶりの出来事となった。
 鉢呂吉雄議員は、1948年1月生れの63才。北海道大学農学部卒。今金町農業協同組合職員としてスタートし、参事をへて、1990年2月第39回衆議院議員総選挙(北海道3区)で初当選。以後、3区、8区、4区と地盤を変えながら、7期目の当選を果たしている。民主党所属の議員として、党副幹事長・総務局長・国会対策委員長など数々の役職を歴任してきている。
 地元小樽では、街角での徹底的な辻説法のドブ板選挙を展開し、自民党候補を寄せ付けない強さを誇っている。民主党政権下では、市内の政界経済界は、自民党候補をずっと支持してきただけに、鉢呂議員との直接的なパイプは、極めて薄い。過疎地となってしまった小樽市にとって、中央省庁の大きな予算を握る大臣の誕生は、千歳一隅の好機到来でもある。
 市の政財界がこの好機を捉まえて、国を巻き込んでの施策が打ち出せるかに、過疎地からの脱却の道がかかっている。
 小樽市の中松義治市長は「鉢呂議員の入閣を聞き、地元からは箕輪登氏以来、29年ぶりの大臣誕生ということで、大変うれしく思っています。
 原子力発電所やTPPの問題など、北海道にも直接かかわる課題が山積みする中での経済産業大臣就任となりますが、経済産業大臣は大変重要なポストであり、地元の声に耳を傾けていただきながら、地域経済の活性化のために御尽力いただきますことを多いに期待しております。持ち前の元気と熱意で頑張っていただきたと思います」と、歓迎している。
 はちろ吉雄ウェブサイト