国保料徴収で無効領収書を交付 市・医療保険部


 小樽市(中松義治市長)の渡邊功・医療保険部長は、8月2日(火)16:00から記者会見を開き、「国民健康保険等の領収書に押す公印の押印誤りについて」を公表した。
 これによると、国民健康保険料及び後期高齢者医療保険料の納入に対し、分任出納員の印を押した領収書を交付すべきところ、誤って滞納処分関係事務用の市長印を押印した領収書を交付したことが判明した。
 国保料徴収業務で、本来押してなければならない公印を取り違え、誤った公印を押した領収書を交付してしまったもの。押印誤りが判明したのは、7月14日。調査の結果、6月16日以降の集金で、誤った領収書を使用した。発行件数は集金先で909世帯、延べ1,058件に及ぶ。
 ただし、今回の誤りは単なる公印の押し違えで、何らの金銭的な損害等の発生は生じていない。しかし、市の正式な領収書とはならないため、8月3日から、既に交付した無効の領収書を回収し、正しい領収書に交換することにしている。
 渡邊部長らは、「単純なミスでご迷惑をかけて申し訳ない」と市民にお詫びした。