色内小を再編 「手宮3校の統合時期に」 市教委


 小樽市教育委員会は、7月26日(火)18:30から色内小学校(稲穂5)で「学校再編についての地区別懇談会」を開き、色内小学校の統合の考え方を示した。
 地区別懇談会には、約30人のPTAと保護者が出席。市議会議員の傍聴も。市教委は、稲穂・緑・花園小の3校をそれぞれ統合校とする中央・山手地区の学校再編の考え方を示した上で、「色内小学校を統合校とする考えは持っていない」と述べた。
 また、手宮地区3校の統合を手宮小学校を建て替えて行うとし、「新しい学校は平成28年4月頃にならないと完成しない。色内小の統合後の校区については、国道・臨港線を避けるのが望ましいので、手宮3校との統合も一つの判断。統合時期は、手宮の統合校が出来る時期が一つの判断材料になる」と明らかにした。
 これに対し、PTAからは、「色内は残して欲しいと思っていたが、決断しないといけない。決断したなら出来るだけスムーズに進めて欲しい。自分の子供を、交通量が多く繁華街のある稲穂小に通わせるのはには不安がある。手宮の新しい学校に色内も入るなら、新しい教育施設をつくる方針で臨んでもらいたい」との意見が出された。
 色内小学校の再編を明言した市教委にとって、統合時期の目途とする平成28年までに、通学児童や今後入学する児童、その保護者たちが抱える不安をどのように軽減させるかが課題となる。