はじけるジンバブエの音楽と身体 ジャナグルツアーに喝采


アフリカの伝統ある楽器のテンポ良い音楽に合わせた子供たちのはじける踊りが、24日(日)18:00から小樽運河に流れ出た。 
 これは「ジャナグルジュニア」の2011年の日本ツアー(同実行委員会主催)。24日(日)は、小樽運河にある小樽倉庫・小樽ビールを会場に、18:00からイベントが開かれた。会場は、子供から大人まで約150人の市民が訪れ、満員となった。
 「JENAGURU(ジャナグル)」は、ジャンバブエで使われている「ショナ語」で明るい月という意味。「ジャナグルジュニア」の日本ツアーは、小樽出身の高橋朋子さん(58)が、ジンバブエに設立した音楽事務所「ジャナグルアートセンター」で、2005(平成17)年からダンスを教えてきた子供4人とコーチ3人がグループを結成し、小樽をはじめ道内や東北地方で、アフリカの音楽とダンスを披露してきている。
 今年のツアーは、7月3日から8月10日までで、道内を中心に回っている。これまで、小樽・札幌・苫小牧・旭川・砂川・北見などでツアーを開催。各地で好評を博し、これから仁木・余市・函館などを回る。
 今回は、10才の女の子2人、8才・12才の男の子2人、コーチ3人の計7人で、7月4日(月)から8月10日(水)まで北海道ツアーを行っている。
 24日(日)の小樽倉庫会場では、アフリカの伝統楽器の「ンビラ」や「ンゴマ」の軽快な音楽に乗せて、子供達が長い手足で、ある時は鳥になり風になり、パワフルでエネルギッシュなダンスを披露し、観客から大きな喝采を浴びていた。
 このイベントに急きょ小樽太鼓衆「鼓響」も参加し、力強い和太鼓を披露。さらに、ジャナグルメンバーも加わって、和太鼓とアフリカ太鼓の共演も行われ、参加者に感銘を与えていた。