手宮公園の「桜再生プロジェクト」 末広中が土壌改良作業


sakura-saisei1.jpg 小樽市立小樽末広中学校(手宮2・沼田守校長)の生徒たちが、5月18日(水)から20日(金)までの3日間で、手宮公園の土壌改良作業を行っている。
 これは、地元商店街・能島通り商栄会と同校が取り組む手宮公園の「桜再生プロジェクト」。今年2年目。
sakurasaisei2.jpg 1年目は、桜に愛着がわくようにと、全校生徒で、園内の桜110本に、ゴン太や紅桜、EXILEなどと命名。中村哲世樹木医(有限会社庭園デザイン代表取締役)から、桜などについて学び、土壌改良を実施した。
 この1年目の土壌改良作業が功を奏し、「瀕死と思った桜にびっしり花がついたり、花芽の数が6つあるものもある。1年でこんなに成果が出るとは思わなかった。子供たちが汗を流した成果」(中村樹木医)。
 2年目の土壌改良作業は3日間で、それぞれの学年が取り組む。
 初日の18日(水)は、新一年生66人が2人1組となって挑戦。桜の木の周りの土を約30cm程度掘り起こし、土と腐葉土・ピートモス・たい肥などを混ぜ合わせ、肥料とともに入れなおした。子供たちは、慣れない作業に手間取りながらも一生懸命に取り組み、「桜よ元気になれ」と額に汗を浮かべていた。