小樽市選管の"お粗末ミス" 二重投票3件が判明


senkan1.jpg 4月に行われた統一地方選挙の投開票作業で、二重投票やある候補の票の束に他候補の票が紛れ込むなどのお粗末ミスが明らかになった小樽市選挙管理委員会は、5月9日(月)13:30から、記者会見を開き、道知事選では、投票用紙の二重交付が3件判明したことを明らかにした。
 市選管は、有権者からの「3月28日に知事選挙で期日前投票を済ませ、4月10日の道議選の投票の際に、知事選挙の投票用紙を渡され、疑問に思ったがそのまま投票してしまった。同じような人が他にもいるのではないか」と調査の申し出があった。

 この申し出により、選管は、「期日前投票データ」「名簿対照用抄本」「回収した投票所整理券」の照合を行った結果、3名に知事選挙の投票用紙を二重交付した可能性が極めて高いことが判明したと発表した。senkan2.jpg

 また、市議選の開票では、ある候補の票の束に他候補の票が紛れ込むミスもあったとした。これらのミスは、いずれも有権者や開票立会人の指摘で分かったもので、選管の事務能力が疑われる事態を招いていた。

 相次ぐミスに、選管の大渕勝敏委員長、長瀬幸一事務局長、小笠原繁次長は、平謝りで頭を下げた。

 「今回のミスはいずれも人為的ミスが大きい。事務に携わる職員やアルバイトに、もう少し事前の準備が出来なかったか、反省している。あまりのお粗末ミスにより、市民の方々に投票事務への不信の念を抱かせることになり、大変申し訳ありませんでした」と陳謝した。

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