ビジネスイベント「MICE」 小樽市と札幌市が連携


 小樽市(山田勝麿市長)と札幌市(上田文雄市長)が、ビジネスイベント「MICE」の誘致促進や受入れに関する魅力向上を目指して連携することにした。両市は、3月11日(金)に覚書の調印を札幌市で実施する。
 「MICE」は、Meeting(企業等の会議)、Incentive Travel(報奨・研修旅行)、Convention(国際会議)、Event/Exhibition(イベント、展示会・見本市)の頭文字のことで、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称。
 札幌市では、「MICE」開催で、小樽のすし握り体験やオルゴール製作などを活用してきた。一方、小樽市では、宿泊収容数が限られていることなどを理由に、大型「MICE」事業を単独で開催することが出来ず、「MICE」推進に消極的だった。
 このため、小樽と札幌の2市は、それぞれの施設を活かした「ユニークべニュー(イベント施設)」や「体験メニュー」などのソフトプログラムを共同開発し、「MICE」の誘致促進や開催支援、受入環境の魅力向上につなげるため、連携・協力することを決めた。
 両市は、3月11日(金)、札幌資料館で覚書に調印することにしている。