病院局「不良債務解消出来ない」 経営改革評価委 (2011/02/07)

byouinhyoukai.jpg 第2回小樽市立病院経営改革評価委員会(伊藤一委員長)が、2月7日(月)18:30から、市立小樽病院(若松1)の6階講堂で開かれ、小樽市病院局は、「病院だけで22年度不良債務の解消が出来ない」と述べ、一般会計からさらに税金を繰入ることを明らかにした。

 同委員会は、市立病院改革プランの進捗状況を評価するため設置された外部委員会。小樽商科大学商学部・伊藤一教授のほか、北海道大学大学院医学研究科・中村利仁助教、札幌医科大学・白崎賢治理事、中村記念病院・中村博彦理事長、小樽商工会議所・斎田義孝副会頭、小樽市医師会・髙村一郎広報理事、小樽消費者協会・本前みさ子会長の計7名で構成されている。

 冒頭、伊藤委員長は、「この委員会の論点は経営の効率化に絞って頂きたい」と言及。

 中村(博)委員は、「今の診療報酬からいくとこれが限界。経営的に改善しようとしたら早く統廃合しなければいけない。今のご時世、医療の質は下げられない。経費削減は中々やれない。DPCの方が点数が高くなるので、経費削減もしやすくなる。なんとか DPCに移るしかない。収入を増やす方法を探して統廃合するしかない」。

 斎田委員は、「非常に努力されているが、市立病院と医療センターが分割されていて無駄というか、統合されることで効率性につながる。経費の面でも、経営的な収支がプラスになる。人件費は目いっぱいのところでやっている。あと考えられるのは、統合を含めた適正な配置をうまく出来るのか、人の設置、システムに検討の余地がある。内部評価を含め、皆さん努力しながらやっているが、前年度に医師の不足があり、それが収支に大きく影響している。今後どのように解決していくかが問題。市民評価、市民から見て信頼を受ける病院作りが、どういう形でアピール出来るのか。せっかく経営戦略会議を作ったのだから、外部委員会もその一つかもしれないが、市民の信頼を獲得し患者をひきつけるインパクトを努力することが一つの方法」。

 髙村委員は、「市民からだけでなく医師からの評価も重要。経営効率化に係る計画の達成状況には、紹介率が十分でないと書かれていたが、十分な市内の医療機関と連携できていない。市立病院、医療センターが、市中の病院にアピールして手をつないでいくような体系を構築していくことが必要。斎田、白崎委員が指摘した22 年度の途中経過の資料、プランの目標数値の資料は、出来るだけ出す努力をして欲しい。職員給与費は、目標をかなりオーバーし、4%未達成。目標達成はいつ頃か。経費で一番大きな項目なので給与費の項目が達成出来るとプランを達成出来るが、出来なければ達成は厳しい。

 救急については、医療センターは、他の病院と比べ大きな比重を持っているが、樽病は、他の公的病院と変わらない。救急をやっているから収益を確保出来ないというのは、他の病院に失礼。不良債務は、21年度は増えてしまった。これは減っていってゼロにするのが目標。悪化していることについての考え方を知りたい。

 この計画はかなり厳しい状況で、市立病院を建て替えることが合理的で、持続的に経営できるプランならば大変良いことだとが、達成出来るのか、改革プランを見ると大変不安。財務的には一層大きな一般財源の繰入が必要になるが、市立病院は道内の他の自治対立病院と比べ群を抜いて一般財政からの繰り入れ金額が大きい状況だが、これを縮減するのものでないと改革プランの意味がない。病院局の評価は楽観的で、一段階低い評価が素直な評価」と指摘。

 本前委員は、「病院局の評価が出ているが、先生がいないのでと書かれているので、それ以上の点数のつけようがない。病院局の評価については納得してしまっている。医者が いなくて経営できないのは、売る物がなくて商売するようなもので、なんとかして欲しい」と述べた。

 これらの意見に対し、小樽市病院局の小山秀昭・経営管理部次長は、「22年度の状況は、21年度より当初から医師が少ないところからスタートしたが、診療報酬改定があり、入院で有利になった部分があるが、薬価が下がったことで、院外処方をやっていないので下がる要素があったが、診療で単価は取り戻している。局長中心にプラスワン運動をやって、 一人もう一人の改善で、入院外来患者は対21年度で増えており、材料を除いた分は22年度で億単位で改善した。人件費、職員数は若干減っているが、大きな修繕があり、経費が思うように落ちていない。本業では頑張ったが、経費の縮減が思わしくなく、今、財政部と打ち合わせしており、議会でその対策を打ち出すが、病院だけで22年度不良債務の解消が出来ないので、公開の場なので、今、数字は申し上げられないが、そんな状況になっている」と明らかにした。

 並木昭義病院局長は、「樽病では、人件費が一番の原因で、70人くらい人が多い。統合するのでその時に適正になるよう検討する。二つの病院が統合すると2億 から2億5,000万円の経費が削減出来る。だんだん、樽病と医療センターを一本化するように進めていっている」と述べた。

 会場では、市議や医療関係者など10名が会議の行方を見守っていた。

 市病院局は、2月11日(金)までに各委員から追加で要求された資料を配布することにしている。第3回委員会は、小樽市議会第1回定例会終了後の3月中旬過ぎに開かれる予定。

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