「小樽を何とかしたい」とコラボ 済生会が雪かきサポート


 済生会小樽病院(梅ヶ枝町8・近藤真章病院長)が、地域貢献活動の一環として、雪かきボランティアを実施する任意団体「小樽を何とかしたい」(米本幸順会長・隊員10名)とコラボし、来院患者宅の除雪をサポートすることにした。
 小樽市は、人口の3割が65歳以上の高齢者都市で、雪かきに困る独居老人や体の不自由な高齢者は少なくない。シルバー人材センターや社会福祉協議会の除雪ボランティアに依頼するなどの対応をとる人もいる。
 1月6日(木)に発会した「小樽を何とかしたい」は、「小樽の街を何とかしたい」や「小樽を良くしたい」、「街を楽しくしたい」などの思いで様々な活動を行ってきた市民たちが集まった任意団体。「まずは出来ることから」と、大雪で除雪に困っている独居老人や体の不自由な高齢者を対象に雪かきボランティアを始めた。
otaruwonantoka.jpg 第1回目の活動では、自転車で小樽を探検する「小樽探検隊」の高校生3人とともに、稲穂5の高齢者宅3軒を訪ね、約1時間、玄関前の雪かきに取り組んだ。正月明けからの大雪で、玄関前に雪山が高く積まれていた。参加した隊員たちは、スコップで雪山を削り、ダンプで運ぶ作業を何度も繰り返した。
 この活動状況をブログで報告するとともに、雪かきに困っている人がいないかツイッターで呼びかけたところ、済生会小樽病院が、地域貢献活動の一環として、「来院された患者さんやその家族で雪かきに困っている人がいるかもしれない」と同会とコラボし、来院患者への除雪サポートを行うことにした。現在、患者へ呼びかけを行っており、近日中には雪かきの日程が決定する予定。
 同会では、「独居老人で雪かきに困っている方、体の不自由な方のためにを第一条件として活動します。あくまでもボランティアですので、屋根の雪おろしなどの危険な作業は控えます。生活が出来るようになるまでの範囲で雪かきを頑張りたいと思います」と呼びかけている。問合せ:0134-64-5020 事務局 (写真提供:小樽を何とかしたい)
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