踏みつけられたポプラ跡の芝生 美術館整備工事


poplarsibahu1.jpg 旧手宮線脇にある市立文学館・美術館(色内1)に聳え立っていた4本のポプラ並木が10月に伐採されてから2ヶ月。ポプラ跡地には人工的に芝生が敷かれたが、ここ最近、車のタイヤで踏みつけられた痕跡があり、市民から「ポプラを切って、金をかけて芝生にしたのに」との声が上がっている。
 同所の整備工事は、総事業費1億4,630万8,000円。財源内訳は、日本宝くじ協会の助成金1億500万円、おたるファンが支えるふるさとまちづくり資金基金921万8,000円、一般財源3,209万円。
 多目的広場は、旧手宮線との一体化を図るため、敷地内の4本のポプラ並木を伐採し、跡地には芝生を敷き、代わりにイタヤカエデを4本植えた。外構平面図
poplarsibahu2.jpg 同所の工事はすでに完了しており、現在建物の内装工事が進められている。また、周辺では、約1,000万円かけて、かつての色内駅をモチーフとした休憩施設の建設工事が行われている。
 ポプラを伐採し人工的に芝生を養生したが、工事作業車が入り込んだため、芝生はぐちゃぐちゃに踏みつけられ、無残な姿が広がっている。これを見た市民からは、「ポプラを切って、金をかけて芝生にしたのに」との声が本社に寄せられた。
 美術館の渡辺禎子副館長は、「注意するようにとコーンを置いてあったのに、工事の車が入ってしまった。すごく悲しい思いをしている。広場の工事は引渡しが終わっているので、来年雪解け以降、現場の状況を見て直す必要があるならする」と話していた。
 関連記事