《次期市長選》 中松氏が出馬表明 新病院計画を踏襲 (2010/12/21)

nakamatu-hyoumei1.jpg  山田体制を支える5団体から次期市長選への出馬要請を受けた小樽商工会議所の中松義治専務理事(64)が、12月21日(火)13:00から、経済センタービル(稲穂2)で「立候補表明記者会見」を開き、来年4月の市長選に出馬することを正式に表明した。

 中松氏を推薦したのは、オール与党の山田体制を支えている小樽商工会議所、自民党、公明党、民主党、連合小樽の5団体。10月27日から協議を進め、12月15日になり、中松氏に出馬要請した。

 記者会見に出席したのは、中松氏をはじめ、山本秀明・商工会議所会頭、駒田久人・自民党小樽支部長、佐野治男・公明党小樽市議団長、池田隆一・民主党道議会議員、佐藤浩一・連合北海道小樽地区連合会長の5団体代表。

 冒頭、山本秀明会頭は、「9月2日に山田市長が出馬しないという記者会見があり、それを受けて5団体で協議をしてきた。10月27日から一ヵ月半、色々な協議をしてきましたが、最終的には小樽のためにみんな納得でき応援出来る人として、中松さんに一本化することが出来た。一番大きな理由は中松さんの人間性。高校卒業して拓銀に入行して小樽の支店長になるということは、それなりの努力があった。その後、行政に入って、収入役として7年間、現在、商工会議所の専務理事を勤めている。中松さんの素晴らしさは、その人間の大きさというか、明るさである。

 市長から民間が良いということで民間を中心に議論してきたが、年齢は、決して若くはないが、日頃自宅から会議所まで歩いて通勤し、体力はあり、人の話を良く聞いてくれる。最終的な判断が迫られる時、人の話しを聞いてくれると思う。色々総合的に考えた結果、全員の賛同を得て今日を迎えた」と推薦理由を述べた。

 中松氏は、「2011年4月の小樽市長選の立候補予定者として推薦頂きました中松義治、64歳でございます。これから少し候補予定者としての政策的なことをお話させて頂きたいと思うが、冒頭、言い訳になりますが、すでに報道されているように、15日に5団体の皆さんに推薦を賜りました。私は、当時、東京に出張しており、小樽に戻ったのが17日でございます。私事ですが12月4日に私の父が亡くなり、葬儀その他色々後始末などをやっておりました。従いまして、政策的なことにつきましては本音で言うとこれからということになる。昨日午前中に民主党、自民党さん、公明党さん、日本商工連盟さんと色々とお話しをさせて頂きました。午後、連合小樽さんと色々とお話しをさせて頂き、今回、5団体の皆さんからご推薦を頂いたということで、お引き受けしようと、こういうことで一夜明けたところでございます。

 キャッチフレーズは、市民力をいかした『活力あるおたる』の創造にさせて頂きたい。現在、小樽が抱えている問題はたくさんあるが、一つは人口減少の中、少子化、高齢化の問題をどう解決していくか。加えて財政的な問題も、景気経済の問題もあります。地域の活力ある色々なことを考えていかなければならない。行政として市民とともに協働の姿勢で運営をしていきたい。

 市民の皆さんの力をなんとか行政に活用していきたいと思っている。少子高齢化の中で、なんといっても安心、安全に暮らせるような街づくりに取り組んでいきたい。魅力ある生活都市ということで、小樽市は観光都市宣言しており、そういったことをベースにしながら街づくりを進めていきたい」と政策公約を発表した。

 質疑応答は以下の通り

nakamatu-hyoumei2.jpg-立候補のきっかけと動機は-
 「首長としての責任は大変大きなものだと思っている。7年間でしたが、収入役として現山田市長の下で市長の仕事ぶりを見ていたが、大変重たい仕事で、それが私に出来るのかが率直な気持ち。しかし、5団体の皆さんから力強いご支援を頂戴したということであれば私はなんとしても頑張っていかなければいけないなと思った」

-新病院問題についてのお考えは-
 「基本設計が進んでいると思うが、建設費としては約150億くらいということで予定を立てておられると思いますが、規模、診療科目、ベッド数の問題などに反対というか賛否色々あるが、私は、現在の計画で進んでいく方がよろしいのではないかと考えている。ただ、もっと掘り下げた検討・勉強をしないといけないので、もう少し検討することがあると思う。いずれにしても、第二病院と市立病院を統合することは市政の効率化につながっていくことになり、一つになることが市民の皆さんにとってもより良いと思う。

 人口がどんどん減少していくのに今の計画でよいのかという議論があるが。高齢化は進んでおり、65歳以上の方が増え、病気を持っている人が増えてくると思うので、人口問題との比較ではなく将来のそういう人たちが安心して医療を受けるために必要ではないのかなと思う。出来るだけたくさん赤ちゃんを産んで欲しいので、小さな子供たちが医療を受ける必要もあるので、現在進めている計画で進んで欲しいという思う」

-65歳以上が増えるという中で、30年間で借金を返せると思うのか-
 「規模の問題などこれから勉強しないといけないと思うが、仮に、150億の計画の費用であれば、過疎債で47%の約半分くらい補填され、金額で言うと 70 億くらい国から補填されるので、市民の皆さんの税金で負担するのは13%ぐらいで、将来的には、これから調べなければいけないが、現在の状況から言うと大丈夫だろうと思っている」

-過疎債は認められると思っているのか-
 「認められるという前提で話しをしている」

-5団体での協議について市民の中に批判の声があるが-
 「反論はないが、現実に、結果として市長になった時にどういう行政の仕事をして頂けるのか、ここ一点。5団体でやることは色々な考え方があるが、そういう意欲を持って取り組むということ。これから他の人が立つかもしれないが、それはそれで真摯に受け止め、きちっと主義主張を我々なりに説得をし、そして選挙活動に入る。批判もあると思うし、未来永劫この形が良いのか当然議論があっても良いと思う。ただ、商工会議所としても、市長の後援会長を会頭が務めており、市行政に対しても我々なりにも責任感を持っている。この2枚の下、与党である各会派の皆さんと協力させて頂いた。ここだけは納得してもらいたい」(山本会頭)

 会見終了後、中松氏は、「これから色々と調べなければいけないが、財政の問題では、他会計からの借入を解消しなければいけないが、公債比率は減っているので、病院の借金も返済は出来ると思っている。観光都市としてクルーズ船が来ているので、観光のまちづくりとして港湾整備も必要にある。第6次総合計画を早めに検証していきたい」と述べた。年内には商工会議所専務理事を辞職し、来年早々には具体的な政策を発表する方針。

 発表された中松氏の政策公約のフレーズは、前回の第3期山田市政の公約とほとんど同じだ。山田市長から言われての後継者選びとも公言しており、新谷・山田市政を24年間にわたって支え続けたオール与党体制下での選出劇が明らかになった。

 新谷・山田市政の役人市長の下での24年間で、小樽は、財政、人口、経済なども右肩下がりで落ち続けており、財政破綻、マイカルの破綻、中心商店街の疲弊、新病院建設の中断、観光客数の減少などの上に、ついに過疎地になってしまった。この体制を支えていた自民・公明・民主・連合・商工会議所の5団体の責任は極めて大きいものがある。

 山田市長の「今度は民間人が良い」とするのを受けての選出だったことも公言しているが、中松氏は、7年間、収入役についていたので、市の最高幹部としてのこの間の責任を問わないままの選出となっている。

 新病院の建設についても、山田市長の計画を踏襲することを明らかにした。山田市政の新病院建設は、住民訴訟で「市長と市議会の判断の不当性」が厳しく指摘されているが、それを踏襲するということに多くの市民の賛同が得られるかどうかは極めて疑問で、次期市長選の最大争点として浮かび上がった。

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 第3期山田市政の公約


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