カンボジアでカットの旅 美容師・高石さん (2010/11/18)

 「『学校に行きたい』その一言だけ」。美容室「INCONTRARE」(インコントラーレ・長橋3)のオーナー・高石史康さん(29)は、カンボジアに美容学校建設を目的として、今現在、同店収益の一部を貯めている。11月には、その夢の第一歩として、同国を訪れ、村の子供たちの髪をカットして歩いた。

 塩谷で生まれた高石さんは、漁師の親元で美容学校の資金を貯め、札幌の美容室で技術習得に励んだ。美容室「INCONTRARE」オープンまでの間、タイやベトナム、カンボジアを4度にわたり訪問。

 ひとり旅で交流したカンボジアの子供たちの「学校に行きたい」という思いに衝撃を受け、「どんなに貧しくても、子供たちの心がきれいで明るく目が輝いていた。この子たちのために学校を作りたい」と、店の収益の一部を貯め始めた。

 今年10月、東京研修で出会った都会のカリスマ美容師たちの影響を受け、「おれも夢を語るだけではなく、実際に自分がどれだけ度胸があるか、気持ちを確認しなければいけないと思った」と、11月3日にカンボジアへ旅立った。

 何の当てもなく、とりあえず現地に向かい、自転車で道無き道を駆け回った。通りがかった村で子供たちと交流し、母親に「日本で美容師をやっているが、子供の髪をカットしていいか?」と交渉。了承を得ると、子供たちの髪を自在にカット。日本で流行しているスタイルにイメチェンした。1週間の旅で5ヶ所の村を回り、30人の子供の髪を切った。

 12日に帰国した高石さんは、「カットすると子供たちはすごく喜んでくれた。その子供たちの笑顔を見たい。本当にそれだけ。いまはまだ学校を建てることは出来ないけれど、チャンスがあればまた髪を切りに行きたい」と熱く語り、再び小樽でハサミを握る。

 旅の様子は随時ブログにアップする。

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