小樽朝里クラッセホテル(朝里川温泉2)の中華調理長・遠藤稔さん(43)が、「食べるラー油」の人気にあやかり、小樽産しゃこを使ったオリジナルしゃこら~油「荒波印のら~油」を、このほど開発。11月20日(土)と21日(日)、運河公園(色内3)で開催される「第3回おたる産しゃこ祭」で限定販売する。
市内のしゃこ漁は、春と秋の2シーズンで、年間約40トンもの水揚げがある。小樽市漁業協同組合と小樽観光協会は、小樽沿岸で漁獲されるシャコの知名度アップとブランド化を目指してタッグを組んで、2008(平成20)年からしゃこ祭を毎年開いている。今年も11月20日(土)と21日(日)の2日間で開催する。
小樽出身の遠藤さんは、「小樽産の食材にこだわって料理してきたが、しゃこブランド化推進実行委員会に参加したことで、茹で立てが美味しいしゃこを加工品にしたいと思った」と、人気の「食べるラー油」にあやかった商品を試作。
既製品の豆板醤とオリジナルラー油に、細かく刻んで揚げたしゃこや干し貝柱、干し海老を混ぜ合わせた。しゃこの食感とともに、貝柱や海老のうまみを感じる奥深い味に仕上がった。従業員からの評判が良かったことから、このほど、しゃこ祭で限定販売することにした。オリジナルしゃこら~油「荒波印のら~油」と名づけ、ラベルには、しゃこ祭のキャラクター荒波しゃこ次郎をプリントした。1個100g・700円(税込)。200個限定。
「祭で販売し評判を聞いた上で、道内のホテルで販売するなどして、小樽産しゃこのオリジナル商品を全国の方々にアピールしたい」(遠藤さん)と話している。(写真提供:小樽朝里クラッセホテル)
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