「中小企業金融安定化を」 小樽商工会議所が要望


 小樽商工会議所(山本秀明会頭)は、11月9日(火)、同所内で金融懇談会を開催。北海道と小樽の7金融機関に、中小企業金融安定化についての要望を行った。
 同所は、「中小企業は、自助努力を超えた厳しい経営環境に置かれており、金融機関における融資姿勢にも不安を抱いている」と、中小企業の経営安定を図るための積極的な対応と、年末・越冬資金の手当てを要望した。
 懇談会後の記者会見で、山本会頭は、「これから資金需要が大きくなるので、金融機関には意を汲んで頂きたいと話した。条件変更では、個人の住宅ローンの借換が多い。前向きな投資は1割で、数字の上からはかなり厳しい」と述べた。
 小樽市の平成21年度の統計によると、市内の民営の事業者数は、1999(平成11)年7,722事業所(従業者数62,451人)、2001(平成 13)年7,503事業所(同60,790人)、2004(平成16)年7,005事業所(同56,498人)、2006(平成18)年6,577事業所 (同54,316人)と減少が続いている。
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