故一原有徳氏の長男 展示室整備のため市に寄付金


itihara-kihu.jpg 10月1日に逝去した世界的版画家・一原有徳さん(享年100歳)の長男・正明さん(69)が、10月26日(火)10:00、小樽市役所市長応接室を訪れ、来年4月に新設する「一原有徳展示室」整備費用の一部にと、50万円を市に寄付した。
 正明さんは、「父の葬儀に際し、小樽市からご香典、ご供花を賜り、さらに告別式には山田市長自らご出席頂いてありがとうございました。このたび、 小樽市長、美術館長、美術協力会、小樽市の多くの方のご尽力により、一原有徳展示室が開設されることになり、父も喜んでいると思います。この整備 の一部に使って頂ければ」と、山田勝麿市長に寄付金を手渡した。
 受け取った山田市長は、「もうちょっと頑張ってくれれば、再現アトリエが出来たのに残念だ」と話した。
 市立小樽美術館では、この寄付金50万円で、再現アトリエ「一原有徳展示室」の入口に設置する写真パネル制作費に充てるとしている。展示室の完成は、来年4月。