商大の100年語る 史料展示室リニューアル


 2011(平成23)年7月に創立100周年を迎える小樽商科大学(緑3・山本眞樹夫学長)は、9日(月)、記念事業の一環として、100年の歴史を語る史料展示室をリニューアルオープンした。
 同大は、1911(明治44)年、全国で5番目の官立高等商業学校として開学。「北に一星あり、小なれどその輝光強し」と、小規模ながら北の名門校として伝統を築いてきた。小林多喜二や伊藤整などの文学者を輩出したことでも知られている。
 展示室は、2001(平成13)年の創立90周年の際に、市立小樽文学館で90周年展が開催されたことで、この時集めた貴重な文物を学内で常設展示するために開設された。講義棟の空き教室を使用し、閲覧は予約制と利便性が低かった。
 この100周年記念事業の一環として、約4,300万円かけ、同大付属図書館3階の一室に移し、従来の2倍の210平米に拡充。高等商業学校創立時から、戦時下、高度経済成長期の小樽商大など7部構成で、資料約200点を展示。中には、小樽高等商業学校の建物や周辺の地形を再現したジオラマ模型もある。
 開室は、12月29日から1月3日の年末年始を除き、平日09:00~17:00、土日祝10:00~17:00。入場無料。問合せ:0134-27-5272
 小樽商科大学創立百周年記念事業