若手の成田議員 病院問題巡り会派離脱 (2010/06/14)

 平成会の成田祐樹議員(32)が、新病院問題を巡り、所属する平成会(3人)と意見が違うことから、開会中の小樽市議会第2回定例会の最終日(21日)までに会派離脱する意向を固めた。

 成田議員は、札幌市出身。2007(平成19)年の地方統一選挙で、小樽商科大学の現役大学院生で立候補し、当選。無党派の平成会に所属した。

 新病院の基本設計が再び計上された今議会、「ここまでの3年間で全国の多くの公立病院の建替えや統合の計画を勉強してきた。自分自身の政務調査費もほとんどを病院に関わる調査に費やし、自腹を切って調査に回った。市議会議員としての存在意義そのものを賭けている」との強い姿勢で質疑に臨んだ。

narita-ridatu.jpg 「本市が多くの病床を持つことは民業圧迫ではないか。市立病院はどんなに赤字を出しても補填され、民間病院は税金を払ってつぶれる。こんな理不尽な事が通るはずがない」

 「なぜ市民の医療を守るのに地元業者の経済効果と一緒に物事を並行して考えなければならないのか」

 「なぜ、民間病院で行っている医療の苦しいところにはお金をかけずに、新市立病院にここまでお金を使うのか全く理解できない」

 「今回の計画は、全国の事例から考えても失敗する計画だ」

 「当初の10年間は、この収支計画でも可能かもしれないが、病床利用率が90%で保てる根拠はあるのか」などと指摘。時折、感情的になる場面も見られ、議場には野次や冷ややかな笑い声が聞こえた。

 「借金を30年間で返すのに、なんで収支計画が10年しか出ないのか。僕が、話を聞いた病院では、将来の診療報酬など分からないところもあるが、一応の計画を示している。これにこだわっていたら野次が飛んできた。あの議会や市役所にいたら、なんだか自分の考えがおかしいと思ってしまうようになる」と成田議員。

 予算特別委員会の最終日となった14日(月)、平成会は、採決の態度を決めるために度々会議の場を持った。吹田友三郎議員は、終始賛成。大橋一弘議員は、悩んだ結果、結局賛成に回った。

 このため、会派は成田議員に、議案に反対するのであれば、本会議での投票採決を申し入れるか、採決時の退席、平成会退会の3つの選択肢を迫った。

 「基本設計は責任をもって賛成出来るものではない。市内の医療関係者と話し合いをしたとは思えない。148億円の事業費なのに、委員会の始まる30分前に収支計画の紙切れ一枚を提出しただけでバカにしている」と、基本設計費を盛り込んだ議案に反対するため、平成会を離脱する意向を固めた。21日(月)の最終日までに離党届を提出する。

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