「新病院の規模は適正か」 与党からも疑問府 (2010/06/11)

yotoku2.jpg 新病院問題を審議する小樽市議会第2回定例会・予算特別委員会の2日目が、6月11日(金)13:00から、市役所別館で開かれた。与党会派から、「市長、局長の言う388床は適正なのか」と、新病院の規模について疑問符が投げかけられた。

 自民党の横田久俊議員は、「市長や局長は、388床がギリギリ原則とおっしゃっている。オール小樽で、市の地域医療全体を含めて388床が適正なのか改めて掘り下げて伺いたい。小樽で医療を支えている医師会さんのご意見が、組織としてのお答えじゃないかもしれないが、小樽市全体では多いという意見だ。来週お話し合いがあるが、これまで医師会とはこれぐらいの数字で、これぐらいの診療科でどうかなどと、具体的な話し合いはなかったのか。地域の医療を考えている方と話し合いが必要だ」。

 公明党の秋元智憲議員は、「388床、23科が適正なのかという意見が各会派から出ている。市民の人が不安に思っている」と指摘。

 民主市民連合の林下孤芳議員は、「医師会やネットワーク化のメンバーから、批判的な意見が新聞記事に出ていた。医師会とネットワーク化の最終報告と意見が違うのはどういうことか。色々な発言があり、市長は話を聞きますと言っているが、これは何を聞こうとしているのか。診療科目やベッドの数を聞いて検討するという考えなのか」と質した。

 吉川勝久・病院局経営管理部長は、「新病院は、1病棟42から43で考えており、7病棟になる。もし病床を削るとなると1病棟落とさざるを得ない。実際に今の患者数を受入れると96%の利用率となる。成田議員からご指摘があったが、30年後、40年後どうなるのか、そうあっては欲しくないが、人口減があり患者数が減れば、民間病院と連携して、どうやってダウンサイジングするかはやっていかないといけない。1つにはネットワーク化協議会で400床程度と決まった流れもある。

 基本構想では、診療科については、具体的に提示されていない。医師会からは、総花的ということと一病院完結型、病床数が多いという指摘はあったが、具体的な部分は聞いていない。この中で、昨日の答弁で市長も言いましたが、ただ多い多いという感じがするということではこれ以上の議論が進めないので、来週伺いますので、その中で具体的にお話をして頂きたい。

 医師会から質問に答えて欲しいとの要望が来ており、病床数や診療科目を議論するのではない。具体的に何が多いのか、どんな根拠で多いと言っているのか聞きたい。病床数や診療科はどうですかというのではなく、意見を聞く」と答えた。

 週明けの14日(月)には、予算特別委員会での議案の採決が行われるが、同日18:30から医師会館で医師会理事ら小樽市病院局との意見交換会が行われる予定となっている。

 医師会では、「388床は大きすぎる」、「再編ネットワーク化では、この新病院計画のことは話し合っていない」との意見が出されていることから、市議会が、たった3日間の、午後から質疑で基本設計費を議決するのではなく、医師会との議論を見定めてから採決することが肝要だ。

 既に採決してから、医師会や医療関係者との話し合いがなされるとしたら、参加者たちをコケにすることになる。果たして、小樽の医療関係者は、唯々諾々とこの状況を受け入れるのだろうか。山田市長が邁進する病床稼働率90%の豪華新病院で、借金の返済のためにこき使われる医師たちが、何らの声も挙げないとしたら、小樽の医療崩壊の責任を問われることになろう。

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