山田副市長発言 長隆氏「公開討論で御会いしましょう」


 6月28日(金)の市立病院調査特別委員会での山田厚副市長の「(長隆氏に)一度お会いできればと私個人的には思っている」と発言したのに対し、29日(土)、長氏が、ミニブログ「Twitter(ツイッター)」で、「大歓迎です!」とつぶやいている。
 同特別委で、平成会の大橋一弘議員は、基本設計委託業務料の違法性を訴えた住民訴訟に触れ、「長さんの発言に対して、どのように受け止められているか。小樽病院は、起債申請が通るわけがないと断言している」と質問した。
 これに対し、山田厚副市長が、「直接、お会いしたことはないので、発言は、メディアの記事で見ているが、総務省のお役目が終わったら、それはそれで総務省とは関わらないと聞いたことがある。発言されていることは承知しておりますが、これからご心配されて発言されることは、受け止めるべきことがございましたら受け止めたい。一回も直接お会いして議論したことはないので、一度お会いできればと私個人的には思っている」と発言した。
 この質疑のやりとりをネットで見た長隆氏は、ツイッターで、「小樽新病院問題で,小樽市山田厚副市長が 長隆と議論した事がないので会いたいと市議会で発言された ようです。大歓迎です!近く小樽で発言させていただきます,公開討論で御会いしましょう」とつぶやきをアップした。
 長氏のつぶやきは、@takashiosaで確認出来る。
 小樽市(山田勝麿市長)が、全国の公立病院の激変する医療状況に逆らう形で進めていた築港地区での豪華新病院建設の中止にめげず、今度は建設場所を量徳小に変更し、再び、148億円の豪華新病院建設を進めている。
 長氏は、破綻状況にある全国の公立病院から検討委員会の委員長を数多く委嘱され、病院改革の処方箋を示してきている。建設費についても、「年間医業収入80億以内・民間比較なら60億以下でしょう」と指摘している。
 148 億円か80億円かの建設費の落差は大きく、今後の市民負担に直接関わってくる。市の主張が正しいのか、長氏の主張が正しいのか。両者による正々堂々とした主張を期待したい。山田副市長は、直接会って議論する機会を自ら求めたのだから、長氏の「大歓迎」の意向に応える必要がある。
 新小樽病院建設をめぐる、両者の討論が実現すれば、タイムリーな企画として多くの市民や医療関係者の大きな関心を呼ぶことになろう。
 関連記事