海上観光船 13年ぶりの値上げ


kankosen.jpg 国定公園の祝津・オタモイの断崖絶壁を楽しめる海上観光船(小樽港第3ふ頭・港町4)の料金が、13年ぶりに値上げされる。
 同船を運行する株式会社小樽観光振興公社(山田厚代表取締役)は、小樽市が筆頭株主となる第3セクター。1982(昭和57)年に設立され、28年間、小樽の港湾観光の一役を担ってきた。
 2002(平成14)年のピーク時は、乗船客が3万9,000人だったが、市内全体の観光客数、修学旅行の生徒数の減少、レジャーの多様化などを理由に、 2009(平成21)年は2万2,171人となった。総収入も2003(平成15)年の7,000万円から4,000万円の3分の2に減った。
 同社は、「13年前と同じ料金で、21年度は辛うじて黒字だったが、船が古いと金食い虫になるので、他社の料金を見て、今年度料金改定に踏み切った」。観光船は14%、屋形船は33%の値上げを行った。
 観光船の祝津号は、往復・大人1,050円から1,200円、子供510円から600円。オタモイ号は、往復・大人2,050円から2,390円、子供1,010円から1,190円。屋形船の40分間港内遊覧は、大人600円から800円、子供300円から400円。
 観光船の運航は、4月24日(土)から10月11日(月)まで。
 海上観光船