異変続きの桜 今年は? 住民・市が対策 (2010/04/12)

 「てんぐ巣病の蔓延」。「木々が老木になっている」。「ウソが、ソメイヨシノの花芽を好んで食べる」。「花芽がつく頃の天候の原因」。近年、市内のソメイヨシノは、様々な要因から、花芽が激減する異変に見舞われている。

 長い冬が終わり、春を迎え、桜前線が北上しているが、市内の近年の桜開花の異常状況から、市民の中には、「今年の桜はきれいに咲くのかな」と不安視する人も多い。

 市内各所には、多くのソメイヨシノが植えられ、手宮公園・手宮緑化植物園、なえぼ公園、小樽公園、平磯公園、宏楽園などが桜の名所として知られている。しかし、近年は花付きが悪く、2分咲き程度のまま満開時を迎え緑の葉に変わる異変が多発している。関連記事

 市内では、特に、「てんぐ巣病」が流行している。これは、植物病害の一種で、枝の一部がほうきのようになり、花が付かなくなる病気。木から木へと広がるため、市内のソメイヨシノの多くは、この影響で花芽が激減する事態に陥っている。

 小樽市では、2009(平成21)年度、「公園内病害樹木処置業務」(640万円)を発注。「てんぐ巣病」にかかった、手宮公園、なえぼ公園、小樽公園などに植えられている計700本のソメイヨシノの枝を切り、保護剤を塗り、対応を行った。

 小樽市緑化公園グループは、「自然相手のことなので、てんぐ巣病の処置を行ったから花が咲くともなんとも言えない。ウソが花芽を食べてしまうというのは全道的な問題で、小樽の桜は老木が多い。なんらかの気象の原因もあるとも言われている。市内の公園では、老木を切ったあとの株が残って無残な姿になっているので、今後100年を見据えて桜の再生について考えていかなければいけない」としている。

 また、手宮公園で夜桜ライトアップを実施した「能島通り商栄会」(夜桜ライトアップ実行委員会)は、「桜は、もともと植樹したものが多く、人間がケアをしないといけない。小樽市内の桜は寿命が近づいているので、出来る限りのことをやりたい。小樽市の財政上お金を出して桜を保護することは難しいので、民の力で、小樽の桜を再生させたい」(三島真一郎さん)と、地元・末広中の生徒と桜再生プロジェクトを立ち上げた。

 園内の桜を管理するため、桜110本にナンバープレートをつけて、マップを作成。病気の部分の枝切り作業も行った。桜1本ずつに名前をつけており、花見の時期までに名札を掛け、一本一本丁寧に観察をすることにしている。中学生と住民が力を合わせ、地元の桜の再生活動に力を入れている。

 市内の桜の開花は、5月3日頃と予報されている。果たして、今年の桜の咲き具合はいかに。(資料提供:㈱阿部新香園)

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