2日順延の北照第1試合は28日 選抜高校野球


 雨の影響で、25年ぶりに2日連続で順延となった「第82回選抜高等学校野球大会」で、北照高の第1試合は、3月26日(金)から28日(日)に変更された。
 この順延に、市民から「資金は大丈夫なのか」、「足りるのだろうか」など、心配する声が上がっている。
 後援会によると、すでに現地入りしている選手・監督・部長の計20名分は、高野連から1日1人7,500円の補助が出るため、負担は多少軽減される。さらに、数十人の応援団は、現地入りの日程を遅らせており、滞在費が膨らむ問題はないという。それでも、2日の順延で200万円がオーバーする見込みだ。
 同校では、今回の資金目標額を3,000万円に設定しているが、これは、1回戦出場の選手18名、監督・部長、選手団30名の計50人分の予定額。2回戦、 3回戦と勝ち進めば、さらに資金が必要となる。「駒大が優勝した時は1億円もかかったと聞いた」(後援会事務局)としている。
 選手たちは、現地でコンディションの調整を続けているが、小樽では、募金集めに奔走している。「3,000万円の見込み達成は難しいかもしれない」と頭を悩ませている。
 一方、小樽市役所では、当初、山田厚副市長が市長の代理で応援に行く予定だったが、この天候による順延で、1日ずれたことから、山田勝麿市長が行くことになった。しかし、さらに1日順延したことで、市長は公務のため、再び副市長が応援に行くことになった。「順延したので、行かなくていいと市長に言われていたが、やはり行けと言われた」(山田厚副市長)。
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