ソフト強化で入館者数増 総合博物館


 3月3日(火)13:00から開かれた小樽市議会第1回定例会の一般質問で、今年度の小樽市総合博物館・運河館の来館者数が、1月現在で、すでに昨年度の来館者数を上回っていることが分かった。
 小樽市教育委員会によると、来館者数は、2008(平成20)年度(4月~3月)11万7,241人、2009(平成21)年度(4月~1月現在)12万2,9851人で、今年度は昨年度よりも1万2,000人上回っている。
 これは、「企画展の回数の増加、7月から8月にかけて旅行代理店によるツアー客が連日来館したこと、小さな企画展が頻繁に新聞で取り上げられたことが、功を奏した」(菊譲教育長)としている。
 しかし、入館者数は増加したものの、「入場無料の子供の来館者数が予想よりも大幅に多く、入館料は予想よりも下回っている」という。自民党・前田清貴議員の質問に答えた。
 このほか、斎藤博行(民主市民)・秋元智憲(公明)・吹田友三郎(平成)・中島麗子・菊地葉子(共産)の5議員が質問に立ち、自治基本条例、社会福祉サービス、置き雪対策などについて質疑を行った。
 この日、山田勝麿市長は、平成21年度一般会計予算で、高額療養費の未請求問題に関する返還金3,414万8,000円、平成22年度一般会計予算で、国の「重点分野雇用創出事業」として、海岸における不法投棄の監視強化、不法投棄の処理・運搬の民間委託経費、観光パンフレットの中国翻訳業務委託費など 2,638万円の補正議案2件を追加計上した。