3月21日開幕の春の甲子園に出場する北照高等学校野球部(最上2・原岡賢吉校長)が、資金集めに苦戦を強いられている。後援会事務局では、「北海道代表で、小樽の活性化にも繋げたい思いで甲子園に行くので応援して頂きたい」と募金活動に奔走中だ。
北照高の甲子園出場は、10年ぶり4回目。「北照高等学校野球部 第82回選抜高等学校野球大会出場後援会」が1月30日に発足し、市内で募金活動を行っている。
目標額は3,000万円で、選手18名、監督・部長、選手団30名の計50人分としている。これは1回戦出場の予定額で、2回戦、3回戦と勝ち進めば、さらに資金が必要となるという。後援会事務局では、「駒大が優勝した時は1億円もかかったと聞いた。選手には頑張って欲しいので、勝ち進めばその都度対応する」としている。
2月23日(火)、北海道中央バス株式会社(色内1・平尾一彌代表取締役社長)は、「北照高の生徒さんにはバスを利用して頂いており、スキー部の皆さんには天狗山で練習もしてもらっている。北照OBの社員もいるので、ぜひ頑張ってもらいたい」と、50万円の寄付を行った。
これにより、現在の寄付額は763万円となった。「野球部OB会や同窓会などの方々の協力で寄付活動をしてもらっているので、まだまだ金額は分からない部分がある。しかし、この経済情勢なので、非常に集まりが厳しい状況。この中で50万円の大口の寄付を頂けることは本当に嬉しい。これからの寄付集めの弾みになる」としている。
募金箱は、都通りやサンモール一番街など中心商店街にも設置されている。問合せ:0134-32-0331 北照高等学校野球部 第82回選抜高等学校野球大会出場後援会
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