ITパスポート試験 商業高生3人が合格


syogyoIT.jpg 小樽商業高校(緑3・中山由之校長)のコンピュータ部の3年生と1年生の3人が、昨年10月18日に行われた国家試験「情報処理技術者試験ITパスポート試験」(経済産業省認定)で、見事、合格したことが、今年になって分かった。同校では、「1年生の合格は全国の高校でも最速」と喜んでいる。
 2009(平成21)年春からスタートした同試験。職業人が共通に備えておきたいITに関する基礎知識を測る。四肢択一の出題形式で、経営全般(ストラテジ系)35問・IT管理(マネジメント系)25問・IT技術(テクノロジ系)40問の計100問。総合得点の満点の60%以上で合格となる。
 情報処理科を有する同校では、昨年4月の第1回から積極的に挑戦し、コンピューター部の4人が合格した。関連記事
 10月の第2回では、1年生2人も加わり、週5回、学校と自宅で勉強を重ねた。この結果、3年生の井上花林さん(18)、1年生の佐々木菜美さん(16)、櫻悠莉香さん(16)の3人が合格した。奥村祥教諭は、「今回が初めて高校1年生が挑戦する試験となったので、全国の高校でも最速の合格者となった」。
 井上さんは、「このITパスポート試験になる前の試験には2回挑戦して駄目だった。今回が3度目の挑戦で、合格できたので嬉しい。将来はIT関係の仕事に就きたいので、この資格を活かしたい」。佐々木さん・櫻さんの2人は、「あと2年ある高校生活の中で、もっと上の資格を取りたい。頑張りたい」と笑顔で話していた。
 今回は、全国の61,313人が受験し、50.7%の31,080人が合格となっている。
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