「スポーツ吹矢」ブームを小樽に 12/5に体験会


 中高年の間で静かなブームとなっている「スポーツ吹矢」を小樽で普及させる取り組みが進んでいる。12月5日(土)には、小樽市総合体育館(花園5)で、体験会が開かれる。
 「スポーツ吹矢」は、腹式呼吸を取り入れたスポーツ。健康を目的とした静かなエクササイズと呼ばれ、中高年の間で静かなブームとなり、全国各地で競技を楽しむ人が増えている。
 競技(1ラウンド・3分以内)は、5~10m先の的(直径24cm)に、長さ120cm・内径13mmの筒で、5本の矢を吹いて合計点を競う。集中力を高めて体に活力をもたらせ、健康づくりに効果的という。筒は、グラスファイバーやカーボン樹脂製。矢は、長さ20cm、先端は金属製、胴はビニールフィルム製。入門セットは、19,800円〜27,670円(税込)。公認用具オンライン販売店
 この魅力に惹かれた小樽市色内在住の会社員・稲垣廣次さん(67)が、5月に(社)日本スポーツ吹矢協会の小樽運河支部を立ち上げ、高齢者の多い小樽にも普及させようと取り組んでいる。
 「すごく太っていた会社の同僚がスラッとやせたので、どうしてと尋ねたら、スポーツ吹矢だと聞いた。会社のOBたちの中で流行していて、自分でもさっそく始めた」という。
 現在は、仲間10人を自宅のガレージに集めて競技を楽しんでいるが、「夏場はパークゴルフで体を動かしているが、冬場はなかなかスポーツが出来なくなるので、ぜひ吹矢をやって運動してもらいたい」と、12月5日(土)9:30から、市総合体育館・第4体育室(2階)で体験会を開き、仲間を増やすことにしている。
 体験会では、吹矢の説明をはじめ、模範演技や練習を行う。会員数を増やして小樽運河支部大会の開催を目指している。
 (社)日本スポーツ吹矢協会