市長定例記者会見 財政も新病院も見通し難


mayor.jpg 山田勝麿市長は、11月30日(月)11:00から、市長定例記者会見を市長応接室で開いた。
 市長定例記者会見は、今年1月から10月までで6回開かれた。今年最後となった7回目では、職員採用試験の結果、観光入込客数など7項目について発表した。
 本社の質問に対し、山田市長は以下の通りに答えた。
 ◎財政再建の見通しについて
 「20年度決算で大幅に改善されたので、もう一息かなという感じがしてます。景気の低迷で税収減が結構あり、今のところなんとも言えないが、少し厳しい状況かなという感じがしている。一般会計で、今の試算では4億5,000万円くらい減収になり、21年度決算でどうなるかということがある。特別交付税も12月に決定されますので、平成21年度の財政収支の見通しをしっかり見極めたい」
 ◎新病院の起債の見通しについて
 「病院も特例債導入で大幅に不良債務が削減されているが、なんせ一般会計で20年度、21年度、22年度と相当支援しまして、順調にいけば、22年度、来年度に一定程度見通しが立てれるかなと思っている。まだ21年度の決算見込みがどうなるかというのがありますから、そういった状況を見なから判断したい。せっかくいいところまできても、税収減が増えそうですから、国も8兆も9兆も税収減がり、末端の我々も税収減がひとつ心配」
 ◎民主党政権の影響について
「良く分からないが、先々週、北海道市長会で上京して、介護保険の介護療養病床は、前政権は廃止し転換すると言っていたが、現政権がそれを凍結すると言った。療養病床が凍結となれば、入っている人はそれでいいが、転換するとなると、今入っている人は出ないといけない。利用者にとっては凍結の方が、行き場がなくなるということはないので、介護難民ということもなくなる。財政的にはもとに戻るので、その負担が出てくる。そういった問題を含めて民主党の北海道代議士会に行って話をしたが、あまりピンと来てない感じ。厚生労働省で大臣と官僚とせめぎ合いがあるのかなという感じ。財源的にどうなのか、子供手当てにしても、市町村に負担をとしいう話もあるが、今、児童手当でも負担しているからそれはそれでいいが、その辺をすっきりしてもらわないと、我々も財政運営があるので」
 ◎グランドホテルと丸井の跡の活用について
 「直接やっていないが、色々情報収集している。実は内部の会議が午後からやる予定で、こういった状況を確認しながら、市の支援策というのがあるならやりたい。民民の話なので、中々入っていきづらい。情報をたえず交換していますが、グランドホテルがなくなったのは、街全体に影響しているということがあり、早く解決してれればと思っている。小樽市がどうのこうのという問題ではないので、非常に難しい問題」
 ◎於発川の改良工事と柳並木の再現工事について
 「暗渠のやつは、老朽化して危険だということで、補修しただけ。新たに造ったのではなく、前からあるものを補修した。柳植えているのは下から順番にやってきて、暗渠と柳の方は関係ないと思う。現に駐車場を利用している市民もいるわけでしょ。その人たちの場所をどうするかという話にもなる。現在利用している人のためにも必要だという判断があったようです」。