手宮西小の100歳を祝う 記念式典


tenisi2.JPG 「今から100年前、手宮西小学校が誕生しました。今日で100歳を迎えました」(手宮西小児童会)。
 小樽市立手宮西小学校(清水町5・木村公全校長)の創立100周年記念式典が、11月22日(日)10:00から同校体育館で行われた。
 手宮西小学校は、1909(明治42)年4月、色内小学校の4教室を借りて、手宮裡尋常小学校と称して開校した。同年11月22日には、現在地に12教室の校舎が完成。北海道鉄道発祥の地、手宮の歴史とともに歩み、これまで18,203人の卒業生を送り出してきた。
 創立100周年実行委員会(福丸郁子実行委員長)は、校舎が完成した11月22日に合わせて記念式典を挙行した。地域住民や卒業生、関係者など200名を招き、児童約100人とともに、一世紀の歴史と100歳を祝い、新たな一歩を始めた。
tenisi1.JPG 木村校長は、「この校舎は3代目で、広い空間があり、本が読みやすい図書館、インターネットを利用しやすいパソコンルーム、たくさんの楽器がある音楽室、学習しやすい環境づくりになっています。100周年を祝おうと、雪あかりの路に参加して、雪あかりの校庭を作ったり、桜の植樹を行い、潮ねりこみに参加するため練習をたくさんしました。夏祭りも行い、平成21年は素晴らしい年だったと刻まれます
 児童のみなさん、手宮を愛しふるさとを愛してください。それが日本・世界を愛することにもつながります。地域の中には、子供に小樽の将来を託し、大人になったら一緒に小樽を盛り上げたいと話す方がいます。それを実感出来る子供たちは、なんと素晴らしいことかと思っています」。
 福丸実行委員長は、「昨年10月に実行委員会が発足し、足掛け2年の月日が経ち、今日を迎えることが出来ました。全国にいる卒業生たちの100年の喜びが届いている」と挨拶した。
tenisi3.JPG 児童たちは、参加した地域住民や卒業生と向かい合い、100周年行事や同校の歴史、これからについて大きな声で発表した。「学校の壁には汽車のレリーフ」、「北海道で最初に鉄道が出来たところ」、「鉄道も100歳を超え、手西も100歳になりました」などと呼びかけ、全員で「大切なもの」を合唱し、式典を終えた。
 11月23日(月)から28日(土)10:00~19:00まで、明治から平成にかけての手宮西小学校の歴史の写真を飾る「パネル展」が、手宮市場(錦町9-3)で開かれる。
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