JR小樽駅のエントランスホールやホームに飾られているランプ333燈が北一硝子より寄贈を受けてから10周年を迎えた。JR小樽駅の井上和久駅長は、11月11日(水)、駅舎で同社の浅原健藏社長に感謝状を贈った。
同所に飾られているランプは、1987(昭和62)年、当時の駅長の「小樽駅の特色を出したい」との要望を受けた浅原社長が108燈を寄贈したことが始まり。
「小樽らしい感じにしてもらいたいという要望に沿って、職人が仕上げた」(浅原社長)。エントランスホールの天井近くから一列に吊るされた「ランプのカーテン」となっている。地震の時に落ちないようにランプの間にはスプリングを付ける工夫を凝らしている。1個1万円相当。高さ40cm・笠幅30cm。
裕次郎ホーム(4番ホーム)が出来た1999(平成11)年11月11日には、さらに、改札口上のウインドウとホームに設置するランプを寄贈し、合計で333燈となった。総費用およそ1,000万円。今では、この「ランプのカーテン」が小樽らしいと観光客から好評だ。
333燈が飾られてから10年経った11日(水)、改札口上の壁には、「小樽駅のランプ333燈
10周年」の横断幕がつけられた。
この場所で感謝状を受けた浅原社長は、「ランプの灯りは、人と和やかにする魅力を持っている。小樽らしい雰囲気を作りたいという要望を受けて、少しでも小樽に寄与出来ればと思って寄贈した」と話していた。