決意新たに戴帽式 市立看護学院 


kangosi1.jpg 市立小樽病院高等看護学院(東雲町9・馬渕正二学院長)の戴帽式が、11月6日(金)10:30から同校体育館で厳かに行われた。
 戴帽式は、医療現場に出る前の看護師の卵に、シンボルであるナースキャップを与える儀式。今年の戴帽生は、4月に入学した1年生32人(女27・男3)。
 式の冒頭、馬渕学院長は、「いよいよ臨床研修に入り、医療現場での実習が始まります。講義から学んだ知識をどのように現場で活かせるか、患者さんと触れ合うことで新たに勉強が必要になることもあります。我々と一緒に小樽市民の健康を守って頂きたい」とエールを送った。
 ステージ上では、生徒1人1人に、真新しいナースキャップが、久保真知子主幹から被せられた。男子学生にはエンブレムがつけられた。看護師のシンボルを受け取った生徒たちは、会場で見守る父母40人と上級生60人に、その姿を披露し、決意を新たにしていた。
kangosi2.jpg 上級生の青山晴香さん(3年)は、「今日の感動を忘れずに、患者様を第一に考え、自分自身成長し、人間性豊かな看護者を目指して下さい」と祝辞を述べた。
 ナースキャップとエンブレムをつけた戴帽生たちは、ステージ中央のキャンドルから灯りを受け取り、父母の前を一周し壇上に並んだ。この灯りの中で、ナイチンゲール誓詞を朗読した。
 実習の場へ踏み入れる期待と不安を胸に留めながら、学校歌を合唱して式を終えた。
 戴帽生たちは、今後2週間、市立小樽病院と小樽市立脳・循環器・こころの医療センター(第二病院)で臨床研修を行う。