若竹丸でハワイに出発 水産高実習生


 10月30日(金)14:00、小樽水産高校(若竹町9)の実習生21人が若竹丸(666トン)に乗って、ハワイ・ホノルルを目指して小樽港・第2号ふ頭から旅立った。
 実習船若竹丸(吉野威船長・乗組員27人)に乗船したのは、本科海洋漁業科第2学年漁業コース19人、専攻科漁業科第1学年3名の計21人。
 マーシャル諸島海域でマグロ延縄実習を行いながら、11月25日(水)にハワイ・ホノルル港に入港する。現地の高校生と国際交流を行い、28日(土)に出港し、12月15日(火)に小樽に帰港して45日間の訓練を終える。
suisansyukko.jpg 若竹丸が停泊する第2号ふ頭では、13:30から出港壮行式が行われた。今年は、新型インフルエンザの流行により、本科海洋漁業科の1~3年生と専攻科漁業科第2年生のみが参加した。例年、約400人の全校生徒が同所に集まり、実習生たちを送り出していたが、今年は80人と、例年に比べて寂しい見送りとなった。
 芹澤良道教頭は、「つらく苦しいことが待ち受けていますが、仲間たちとの絆を深めて超えて下さい。一回りも二回りも大きくなって帰って来てください」と激励した。実習生代表の阿部光くん(2年)は、「船の実習は命の危険もありますが、仲間と協力して充実した訓練にしたい。一回りも二回りも成長して帰ってきます」と元気に宣誓した。
 若竹丸は長笛を響かせながら岸壁を離れ、実習生と見送りの生徒たちは、赤や黄色の紙テープが切れるまで別れを惜しんでいた。「頑張れよ」、「待ってるぞ」とエールがふ頭に広がっていた。
 小樽水産高校