「小樽産しゃこ祭」11月開催 秋シャコ漁解禁


syako.jpg 小樽の秋シャコ漁が15日(木)に解禁となり、新鮮なシャコが市内各市場に出回り始めている。
 小樽では、春と秋の2シーズン、旬のシャコを楽しめる。例年、銭函から祝津までの各漁港で約40トンものシャコが水揚げされる。市内では、漁業許可を得ている約80人の漁師たちが、水深14~15mの海底で刺し網を使って漁獲している。
 シャコの刺し網漁業は、道内で石狩湾だけで行われているという。シャコは、シケて海が荒れて巣穴が埋まると、砂をかき分けて海中に出て餌を取る。この時に仕掛けた網に引っかかり、漁獲することが出来る。
 毎年10月15日(木)に解禁となり、漁師たちはこの日に網入れを行った。17日(土)に水揚げされたシャコは大鍋で茹でられ、小樽市漁業協同組合卸売市場のセリにかけられて次々に市内の市場に出回り始めた。
 新南樽市場(築港)の工藤鮮魚店では、18日(日)、オス400g・1,000円で販売していた。価格は例年並という。「高島ブランドのシャコだから身がしっかりしているが、まだ走りでこれから身入りがもっと良くなる」。
 秋のシャコ漁は、12月10日(木)までとなっている。
 この小樽産のシャコの知名度アップとブランド化を目的とした「第2回小樽産しゃこ祭」が、11月21日(土)・22日(日)の2日間、運河公園(色内3)で開催される。生しゃこ浜茹で実演販売やしゃこ浜鍋実演販売などのイベントが企画されている。関連記事