北海道小樽工業高等学校(最上1・寺本和啓校長)の創立70周年記念式典が、10月10日(土)10:00から、同校体育館で開かれた。
同校は、1939(昭和14)年に北海道庁立小樽工業学校として開校。その後、普通科の設置などで2回校名を変え、1968(昭和43)年に北海道小樽工業高等学校となった。
現在は、工業科全日制(電子機械科・電気科・情報技術科・建設科)、定時制(機械・電気科・建築科・電気建築科)の設置校。これまで、約20,300名の卒業生を輩出している。
記念式典には、歴代校長や旧職員、卒業生など約400名が集まった。
寺本校長は、70年の歴史を振り返り、「皆さんが、工業高校で学業を満喫出来るのは、これまでの先輩たちの足跡のおかげ。厳しい時代ですが、心豊かな工業技術者を目指して欲しいと思います。技能者の育成は、専門高校の使命であり、社会の要請に応えられるように取り組んでいきたい」と挨拶した。
同記念事業実行委員長の田中惣平さんは、「温暖化への取り組みや化石燃料に変わるバイオテクノロジー技術が求められており、技術者のニーズは拡大している。本校も専門学校として、社会人の育成に寄与したいと考えている」と述べた。
歴代校長、PTA会長、同窓会長などの表彰式や、来賓の祝辞が行われた。生徒代表として、全日制課程の花田崇史さん(3年)と定時制課程の目名形幸弘さん(4年)の2人が挨拶をした。最後に、体育館に校歌を響かせて式典を終えた。
◎北海道小樽工業高等学校