やりたい放題の菅原前理事長 被害1億円 小樽CC臨時総会開く (2009/09/28)

 前理事長・常務理事らによる不透明経理で、大揺れに揺れる小樽カントリー倶楽部(銭函3)と株式会社小樽ゴルフ場(同)の臨時総会が、9月28日(月)18:30から、グランドパーク小樽(築港)で開かれた。

 この臨時総会では、菅原春雄前理事長(79)による経費の私的流用が6月に発覚してから、同ゴルフ倶楽部が設置した調査特別委員会の調査結果が大型スクリーンを使って報告された。

 この結果、現時点で判明した菅原前理事長らによる小樽カントリー倶楽部と株式会社小樽ゴルフ場への被害額が1億円に上ることが分かった。

 この被害額のうち約8,000万円は、菅原前理事長によるもので、さらに、元常務理事への報酬支払い額1,824万円と前常務理事のプレー代100万円が加わり、総額で約1億円にもおよぶ巨額となった。

 調査結果から明らかになったのは、"菅原天皇"と呼ばれたワンマン体制によるやりたい放題ぶりだ。

 1億円の被害額の内訳は、平成14年度から平成20年度までで、架空旅費1,735万円、役員報酬1.020万円、BMW購入費930万円、BMW運転手給与545万円、裏金1,172万円、平成17年重加算税1,370万円、平成21年重加算税1,046万円及び、竹内元常務理事への役員報酬1,824万円、小川前常務理事のプレー代100万円などとなっている。

 高級外車BMW750を購入し、専属運転手をつけて私的に利用し、税務調査が入ると、つじつま合わせに取締役会・理事会の議事録を偽造したり、半券のない航空券で架空旅費を計上、さらに、作業用トラックからコース管理用の車を下取りに出して現金化したり、靴3足を10万円で購入するなど、ワンマン理事長のやりたい放題ぶりが明らかにされた。

 この報告を巡り、会場を埋めた約200人の会員から、次々と疑問の声が寄せられた。

 「とんでもない話だ。刑事告訴するべきだ」。「取り巻きがイエスマンばかりだった」。「ゴルフは紳士のスポーツ。こんなことはあってはいけない」などの批判が飛び交った。

 また、調査委員会の委員3名に合計で300万円が支払われたことも取り上げられた。「不正を暴くのにそんなにお金がかかるのか」。「定款で無報酬の内部の調査委員なのに、なぜ報酬の支払いが発生するのか」などの批判が相次いだ。これに対しては、「但し、職務のために用意した実費を請求することが出来るとする定款に従った」とした。

 さらに会員からの「理事一人一人の意見を聞きたい」との要望を受け、理事らは、「承知していなかった」。「謝って済む問題ではないが、徹底的に追及したいと思う」。「全く寝耳に水」。「うわさで聞いたことがあったが、まさかその通りとは思わなかった」などの能天気ぶりを露呈。

 ようやく同倶楽部臨時総会の議題の理事・監事の選任が終わったのは2時間後の20:30。この後、理事会が別室で開かれ、理事長に高田義人理事を選任した。これを受けて、今度は、同社の株主総会が開かれ、取締役3名と監査役3名を選任し、互選により、高田理事長を同社の代表取締役に決定した。

 これまでの同カントリー倶楽部の総会は、シャンシャンと30分以内で終了するのが通例だったが、今回は、予定時間を遥かにオーバーする3時間も要し、終了したのは21:30だった。

 これは、参加した会員たちの熱意のほとばしりでもあった。中には、同倶楽部の行く末に危惧を持つ、歌手の松山千春氏の姿もあり、「会員として、楽しくプレーしたいから、俺みたいな有名人が発言しなければいけない」と、何度も発言を行っていた。

otarucc.jpg その後、臨時総会と臨時株主総会を終えた高田理事長・代表取締役と村木重夫常務理事が、記者会見を開き、一連の経過を説明した。「調査では、前理事長に連絡したが、何の連絡もなく、前理事長だけヒアリング出来ていないが、今後、来年3月までの暫定執行部が選任されたので、新しい理事会で告訴するかを含め、検討する。調査委員会は捜査権限がないので、とことんまで追及することが出来ない。被害届を出すかも不透明だ。司直の手にまかせた方が良いという声も確かにあるが、本人に損害額を請求する手もある。謝罪とともに弁償されれば、告訴しないでも良いという声もある。来年の3月の定時総会までをメドにハッキリさせたい」と話した。

 今後、小樽カントリー倶楽部と株式会社小樽ゴルフ場のあり方検討委員会、コンプライアンス(法令遵守)委員会、今回の不祥事の究明委員会、さらに財務委員会の合わせて4つの委員会を新たに発足させ、真相の究明と今後に対処することにしている。

 なお、会見の中では、裏金のうちから、トーナメントのゴルフ大会で、放送局や解説者に非課税の10万円分の寸志を渡していたことも明らかにした。

 高田理事長・代表取締役は、「これまでは、前理事長には、何を言っても通らなかったのは事実で、独裁・独善的な少数の人になんでもまかせる風潮が出来てしまっていた。そこで、諫言(かんげん)しても、受け入れられなかった。歴史に汚点をつけたので、汚点を拭い去りたい。今後は、開かれた理事会を目指し、会員が何でも言える理事会にし、倶楽部ライフを楽しめるようにしたい。今後、秘密裏にやることがあれば、責任を取る覚悟」と話した。

 ロングランとなったこの臨時総会では、真相究明がまだまだ成されていないのではないかとする会員の声が多く出されていた。このためにも、今後の新執行部の取り組みで、来年3月に、どのような結論が出されるか、注目されることとなった。

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